
ノイエ・クラッセ第一弾。革新とモダンデザインが示す次世代体験
BMWがノイエ・クラッセ第一弾として発表した新型「iX3」は、単なるモデルチェンジを超え、電動化時代における同社の未来像を提示する存在だ。ノイエ・クラッセとは、1960年代にBMWを再生へと導いた名車群に由来する名称であり、現代では電動化・デジタル化・サステナビリティを融合させた次世代アーキテクチャーを象徴している。
第6世代BMW eDriveテクノロジーに加え、円筒型セルを採用した新設計の高電圧バッテリーと800Vアーキテクチャーを搭載。航続距離は最大800kmに達し、400kWの急速充電や双方向充電にも対応する。電動4輪駆動システムは、走りの正確性と効率を最大限に引き出し、BMWならではのドライビング・プレジャーをさらに高次元へと押し上げている。
加えて、4つの高性能コンピューター「スーパーブレイン」による電子制御は、ドライビング・ダイナミクスから自動運転、インフォテインメント、快適性に至るまで、クルマ全体を知能的に進化させる。中でも「Heart of Joy」と呼ばれる制御システムは、ダイナミック・パフォーマンス・コントロールと連携し、未体験の精緻さを伴った走行フィールを実現する。
デザイン面では、無駄を削ぎ落としながらも現代性と気品を兼ね備えた新しいBMWデザイン言語を採用。キャビン内ではBMWオペレーティング・システムXをベースとした「BMWパノラミックiDrive」が、広いカスタマイズ性と直感的なデジタル体験を提供する。また、素材選定から製造プロセスに至るまで、CO2排出削減や循環性向上を徹底するなど、サステナビリティの観点でも次世代基準を提示している。
IAAモビリティ2025で世界初公開された新型iX3は、2025年後半よりハンガリー・デブレツェン工場で量産を開始する予定だ。最初に登場する「iX3 50 xDrive」は、最高出力345kW(470ps)を誇る電動SAVとして市場へ投入される。ヨーロッパやアメリカを主市場としつつ、中国での展開も見据えるこのモデルは、BMWの電動化戦略を体現する象徴的な1台となるだろう。
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