
9月18日から全国展示会を開催、電動化時代を切り拓くグローバルモデル
スズキは、今年度中の日本導入を予定している新型「eビターラ(e VITARA)」を全国で披露する展示会を、9月18日より順次開催する。専用サイトでは会場や日程を案内するほか、開発者インタビュー動画も公開され、車両の魅力を多角的に知ることができる。
eビターラはスズキ初となる量産BEVで、2025年春からインド・グジャラート工場で生産、同年夏頃より欧州、インド、日本をはじめ世界各国で販売が始まる予定だ。2023年のAuto ExpoやJAPAN MOBILITY SHOWで披露されたコンセプト「eVX」をベースに開発され、スズキのBEV世界戦略車第一弾となる。
コンセプトは「Emotional Versatile Cruiser」。デザインテーマ「High-Tech & Adventure」に基づき、先進感と力強さを融合させた造形が特徴だ。大径タイヤとロングホイールベースによる存在感に加え、インテリアはインテグレーテッドディスプレイやタフなセンターコンソールを備え、冒険心を刺激する。
パワートレインはモーターとインバーターを一体化した高効率eアクスル(e Axle)とリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを組み合わせる。バッテリーは49kWhと61kWhを設定し、2WDと電動4WD「ALLGRIP-e」を含む3ラインナップを展開。航続距離は49kWhで400km以上、61kWh 2WDで500km以上、同4WDで450km以上を確保する。前後独立eアクスルを採用する「ALLGRIP-e」は、トレイルモードにより悪路走破性能も備える。
さらに、BEV専用プラットフォーム「HEARTECT-e」を新開発。軽量かつ高電圧保護に優れ、ショートオーバーハングで広い室内を実現しながら電池容量も最大化した。
8月にはグジャラート工場で出荷式典が開催され(写真)、鈴木俊宏代表取締役社長だけでなくナレンドラ・モディ首相をはじめ多くの要人が出席。スズキの電動化戦略の象徴として、グローバル展開に向けた力強い一歩を示した。
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