ラム肉や魚介など大自然の恵みを満喫できる
アフタースキーの美味処

“グルメスキークラブ”の名のとおり、HGSCはおいしいものに目のないメンバーばかり。気に入ったお店をリピートするかたわら、新しいお店の開拓にも熱心だ。
ニュージーランド滞在中のランチやディナーは、主にそのとき宿泊しているワナカかクィーンズタウンの街中にて。星野さんによると、コロナ禍を経て、店の顔ぶれが少し変わったものの、町全体のクオリティは保たれているそう。
「クィーンズタウンに比べると、ワナカはだいぶ小さいですが、どちらも美しく安全な湖畔の町で、おいしいレストランやカフェがたくさんあります。夜遅くまで開いているスーパーや各スキー場へのシャトルバスもあって、快適に過ごせますよ」。

星野さんごひいきのお店を巡ってみると、洗練されたコースディナーが堪能できるレストランも、大繁盛のハンバーガー店も、さらにはベーカリーやジェラート店も、味、店構えともにハイクオリティで、再訪したいと思わされる。
いずれのお店も、スタッフのフレンドリーで献身的なサービスが、おいしさを引き立てていたのが印象的だった。
【エリア:ワナカ】
francesca.(フランチェスカ)

地産地消のピザやパスタに舌鼓。星野グルメスキークラブ公認のイタリアン
明るく活気あるレストランは、自家製パスタや窯焼きのピザ、ニュージーランド産を中心に種類豊富なワインが人気。上質なラム肉や魚介は持続可能な農業や漁業を実践している近郊の企業から仕入れたものばかり。選択に迷ったら、おすすめ上手なスタッフに相談を。




93 Ardmore Street Wanaka Central Otago
営業時間:12時~深夜
定休日:無休
URL:https://francescawanaka.co.nz/
※予約がおすすめ
【エリア:ワナカ】
arc(アーク)

本格的なコース料理をゆっくり味わいたい夜はこちら
2019年に共同で開業したジェイムス・ステイプリーとサム・クーパーは、ともにイギリス出身のシェフ。地元の農家や猟師らから届く新鮮な食材を自由な発想で組み合わせたイノベーティブな料理は嬉しい驚きをもたらす。カクテルをはじめドリンクメニューも充実している。


74 Ardmore Street Wanaka Central Otago
営業時間:17時~深夜
定休日:月曜・火曜
URL:https://www.arcwanaka.co.nz/
【エリア:カードローナ】
Cardrona Hotel(カードローナホテル)

暖炉もある広い庭でくつろぎのランチタイムを
ワナカとクィーンズタウンをつなぐ幹線道路沿いに建つ愛らしいホテルは1863年創業。ゴールドラッシュ時代を知るニュージーランドで最も古いホテルの一つだ。多くの人によって受け継がれてきた地域のアイコンを2013年から経営するのは、その歴史的佇まいに惚れ込んだ二人。レストランとバーのメニューを改良したことなどが功を奏し、地元の人や観光客の憩いの場になっている。

2312 Cardrona Valley Road RD2 Wanaka
営業時間:8時~深夜
定休日:無休
URL:https://www.cardronahotel.co.nz/
【エリア:クィーンズタウン】
Fergburger(ファーグバーガー)

クィーンズタウンで必ず立ち寄りたい、行列の絶えない大人気ハンバーガー店
アメリカのニュースメディアCNN が、「地球上で最高のハンバーガー!?」と話題にしたこともある「ファーグバーガー」。大成功を収めたオーナーのアンソニー・スミスさんは、同じ通りにバーとベーカリー、ジェラート店もオープン。共通点は味のよさと種類の豊富さ、朝から深夜まで営業していること。せっかくなら全部のぞいてみてほしい。

42 Shotover Street Queenstown
営業時間:8時~午前4時30分
定休日:無休
URL:https://fergburger.com/

「目標は年間100日滑走!」
星野リゾート代表 星野佳路さん
1960年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、米国コーネル大学ホテル経営大学院修士課程修了。’91年星野リゾート代表取締役社長に就任。2012年よりHGSC(星野グルメスキークラブ)主宰。写真のスキー板のシールは星野さんがデザインしたクラブのロゴマーク。
[MEN’S EX Winter 2025の記事を再構成]
※1NZD=91.18円(2024年11月5日現在)。日本との時差は通常は+3時間。