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小さな腕時計のダイヤルで表現した世界最小の機械式プラネタリウム
傑作の天文複雑機構を継承し惑星軌道をリアルタイム表示
時計の発展に多大な貢献を果たしたオランダの科学者クリスティアン・ホイヘンス。そのホイヘンスが研究を開始したライデンの街で生まれた時計師がクリスティアン・ヴァン・デル・クラーウだ。1974年、ヴァン・デル・クラーウは天文コンプリケーションを搭載した最初のクロックを発表。その後も天文複雑機構にこだわった作品を作り続け、スイス独立時計師アカデミーの会員となり、1999年に世界最小の機械式プラネタリウムを備えた傑作「CVDKプラネタリウム」を発表。その流れを汲む1本が「プラネタリウム デューンズ・オブ・マーズ」である。
この最新作では、機械式プラネタリウム機構を受け継ぎつつ、太陽系4番目の惑星である火星にオマージュを捧げたスタイルに。火星表面の赤い砂地に想を得た赤色のアヴェンチュリンガラスを文字盤に用い、その6時位置に世界最小のプラネタリウムを備える。そこでは赤で強調された火星(686.98日)や青の地球(365.24日)を含め、6つの惑星が太陽を中心に周回する軌道がリアルタイムで示される。このうち最後の惑星となる土星は、インダイヤル内を1周するのになんと29.46年もかかるため、機械式時計の歴史上、これまで製造された中で最も動きの遅いパーツといわれている。
また、プラネタリウム表示と対を成す12時位置には、月・日付表示のインダイヤルも装備。月のアルファベット、日付の数字が記された2重リングを、センター同軸の2本の針でポインター表示する。内部に搭載するのはCVDKプラネタリウム・モジュールを内蔵した自動巻きのCal.CVDK7386。ツインバレルにより96時間のロングパワーリザーブを備え、ケース裏のシースルーバックからその精緻なプラネタリウム機構も観賞できる。宇宙の神秘を小さな文字盤に再現したロマンあふれる天文コンプリケーションだ。
この機構が凄い!
【Point 1】
世界最小のプラネタリウム文字盤の6時位置に機械式プラネタリウム・モジュールを装備。そのインジケーターにより、水星・金星・地球・火星・木星・土星の太陽の周りの軌道を示す世界最小のプラネタリウムを実現。火星にオマージュを捧げた本作では、その火星が赤色で強調されている。
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【Point 1】
世界最小のプラネタリウム
文字盤の6時位置に機械式プラネタリウム・モジュールを装備。そのインジケーターにより、水星・金星・地球・火星・木星・土星の太陽の周りの軌道を示す世界最小のプラネタリウムを実現。火星にオマージュを捧げた本作では、その火星が赤色で強調されている。
【Point 2】
最も動きの遅いパーツ6時位置のプラネタリウム盤で、水星(87.97日)、金星(224.70日)、地球(365.24日)、火星(686.98日)、木星(11.86年)、土星(29.46年)の軌道をリアルタイムで表示。いちばん外周の土星には、機械式時計の歴史の中で最も動きが遅いといわれるパーツを使った。
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【Point 2】
最も動きの遅いパーツ
6時位置のプラネタリウム盤で、水星(87.97日)、金星(224.70日)、地球(365.24日)、火星(686.98日)、木星(11.86年)、土星(29.46年)の軌道をリアルタイムで表示。いちばん外周の土星には、機械式時計の歴史の中で最も動きが遅いといわれるパーツを使った。
【Point 3】
同軸に配した月&日付表示文字盤の12時位置に、月・日付を表示するためのインダイヤルをセット。内側に1〜12月までをアルファベット表記した月リング、その外周に1〜31までの数字を記した日付リングを2重に備え、センター同軸に配した2本の針によって月および日付を表示する。
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【Point 3】
同軸に配した月&日付表示
文字盤の12時位置に、月・日付を表示するためのインダイヤルをセット。内側に1〜12月までをアルファベット表記した月リング、その外周に1〜31までの数字を記した日付リングを2重に備え、センター同軸に配した2本の針によって月および日付を表示する。
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※表示価格は本書発売時(2023年9月1日現在)の税込み価格です