>> この記事の先頭に戻る
記録を更新し続ける、ケース厚わずか1.8mmの超薄型時計
時計の概念を覆す最薄へのあくなきチャレンジ精神
ブルガリ「オクト」の歴史は2012年にスタートするが、その評価を決定づけたのは2014年に登場した「オクト フィニッシモ」といっていいだろう。世界的な時計デザイナーであるジェラルド・ジェンタによるアイコニックな8角形デザインを踏襲したこのコレクションでは、従来の薄型時計の概念を覆す驚異的なスリムボディモデルを毎年のように連発し、3針自動巻き、手巻き・自動巻きトゥールビヨン、ミニッツリピーターなどで最薄の世界記録を8年連続で打ち立てた。また、それらの多くはジュネーブウォッチグランプリ(GPHG)を受賞するなど、業界内外でその名声を確立している。
そうした最薄への挑戦は、2022年発表の「オクト フィニッシモ ウルトラ」で頂点を極める。手巻きキャリバーBVL180を搭載した本作のケース厚はわずか1.8mm。この極薄チタンボディの中に170ものパーツが詰め込まれ、1.5mm厚のチタンブレスレットともに、まるでそこに時計が存在しないかのような薄さと軽さを実現したのである。もちろんただ薄いだけでなく、手巻きで毎時2万8800振動のハイビートを成し遂げ、50時間パワーリザーブを確保。耐磁性や温度変化のテストもしっかりクリアしている。そのためにブルガリではいちから設計を見直し、8つの特許技術を投入したのだ。
そしてマイナーチェンジを加えた新モデルでは、デザイン的にも印象的な香箱のQRコードを継承。これを読み込むことでオーナー専用のミニウェブサイトにつながり、時計の製作過程を記録したビデオや写真を鑑賞することができる。さらに専用のプレゼンテーションボックスも付属しており、ボックス内に短時間収納するだけで巻き上げと時刻合わせが自動的に完了するという魔法のような機構も。ブルガリ「オクト」の革新的な挑戦はこの先もまだ続きそうだ。
この機構が凄い!
【Point 1】
170個のパーツを厚さ1.8mmのケースに「オクト フィニッシモ ウルトラ」のケースの厚みはわずか1.8mm。この驚くべき超薄型ケースの中に、調速・脱進を司るテンプやアンクル、主ゼンマイを収めた香箱、動力を伝達する歯車、計時機構などにいたるまで、170個にもおよぶパーツが内蔵されている。
">
【Point 1】
170個のパーツを厚さ1.8mmのケースに
「オクト フィニッシモ ウルトラ」のケースの厚みはわずか1.8mm。この驚くべき超薄型ケースの中に、調速・脱進を司るテンプやアンクル、主ゼンマイを収めた香箱、動力を伝達する歯車、計時機構などにいたるまで、170個にもおよぶパーツが内蔵されている。
【Point 2】
香箱に刻まれたQRコードからミニサイトに10時位置の香箱にはQRコードが刻まれており、これをスキャンすることでオーナーは自分専用のミニウェブサイトにアクセスし、スケッチやインタビューのほか、製作過程を撮影したビデオや写真を見ることが可能に。さらには特別なNFTアートワークも味わえる。
">
【Point 2】
香箱に刻まれたQRコードからミニサイトに
10時位置の香箱にはQRコードが刻まれており、これをスキャンすることでオーナーは自分専用のミニウェブサイトにアクセスし、スケッチやインタビューのほか、製作過程を撮影したビデオや写真を見ることが可能に。さらには特別なNFTアートワークも味わえる。
【Point 3】
自動で巻き上げと修正を行う専用ボックス専用のプレゼンテーションボックスが付属。時計をボックスにセットし、ボックス内にあるデジタル画面に希望の時刻を設定する。すると箱の蓋を閉じてから約20秒後には時刻合わせが行われ、さらに時計の巻き上げまでもが完了するのだ。
">
【Point 3】
自動で巻き上げと修正を行う専用ボックス
専用のプレゼンテーションボックスが付属。時計をボックスにセットし、ボックス内にあるデジタル画面に希望の時刻を設定する。すると箱の蓋を閉じてから約20秒後には時刻合わせが行われ、さらに時計の巻き上げまでもが完了するのだ。
もっと知りたい方はこちら!
※表示価格は本書発売時(2023年9月1日現在)の税込み価格です