マツダとミズノがタッグを組んだ、理想のドライビングシューズとは?

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両社の“ものづくり”技術を結集

マツダ/ミズノ ドライビングシューズ
足首回りには伸縮性の高いストレッチ素材を使用。素材の戻る力(収縮性)がつま先を引き上げる動作をサポートすることで、アクセルとブレーキのペダルを踏み変えやすくするという。

このプロジェクトがユニークなのは、マツダがドライビングシューズに必要な要件を出して、ミズノがつくったというそんな単純なものではないということだ。マツダからは車両の操縦安定性を決めるエンジニアが自らテストを繰り返し、両社のデザイナーが、それぞれの経験と知見をもって、意見をぶつけ合ったという。

そしてミズノのもつ先進技術がいくつも投入されている。例えばアクセルペダルとブレーキペダルを踏み変える際にはつま先を引き上げる動作が必要になる。足にはもちろん自重があるため、長時間のドライブでは足の筋肉の負担が増えるのだが、足首まわりに収縮力をもったストレッチ素材を用いることで、引き上げる動作をサポートしている。これはミズノが競泳用の水着で培った姿勢制御技術という。

マツダ/ミズノ ドライビングシューズ
床面への足の接地を安定させるラウンドソールを採用。かかとに丸みを持たせてアッパーまで巻き上げることで、足を回転しやすく、ペダル操作と踏み変えをスムーズにしてくれるという。

また歩行に適した十分なクッション性と繊細な足裏の情報伝達性という相反するような要件を満たしたのが、「MIZUNO COB」(ミズノコブ)というミッドソールだ。これはトレーニングシューズ用に開発されたもので、足裏と接するミッドソールの上面に特殊な凹凸構造を配し、アウトソールから入力される情報をより正確に伝達するというもの。そして、かかとの安定感と軽快なペダル操作を両立するラウンドソールを採用する。実際に試着してドライブしてみたが、繊細なペダル操作を可能にする運転のしやすさはもちろんのこと、疲労軽減効果もあるように感じた。

クルマづくりと、シューズづくりのもっとも大きな違いは型を使うか否かだ。クルマの造形は、まずクレイ(粘土)の塊を削り出すことから始まる。それをもとに型をつくるわけだ。一方でシューズはラスト(木型)の上にパーツを張り合わせていくことになる。そしてラストを抜いたときに、中空の状態でカタチを維持していなければならない。素材や裁断や縫製や、そういったところにいくつものノウハウがあるのだ。

マツダ/ミズノ ドライビングシューズ
マツダのカーデザイナーとミズノのシューズデザイナーが、コンセプト段階から共創。製造はトップアスリート向けシューズを生産するミズノの国内工場で、職人が手がける。

マツダは当初、理想のカタチを提示するためにシューズのクレイモデルをつくってきたという。それを見たミズノのスタッフはみな一様に驚いたというからなんとも興味深い。またマツダのデザイナーは車両との親和性をもたせるため、インテリアに使うウルトラスエードを希望したが、それでは剛性が得られないためミズノからは牛革のヌバックが提案され、採用にいたっている。またミズノでは、メイド・イン・ジャパンであることにこだわり、全数を国内の工場で生産するという。日本のものづくりの技術が結集した最新のドライビングシューズが完成したというわけだ。

そして気になるのは価格だが、コアなファンだけでなく新たな層にアピールしたいという思いから、応援購入をうたう「Makuake」で販売するという。ぜひのぞいてみてほしい。

「マツダ/ミズノ ドライビングシューズ」

予約期間:2021年9月15日(水)まで
販売価格:3万9600円
サイズ:24.5~28.0cm (EE相当)
カラー:グレー×ブラック
素材:甲材/天然皮革・合成皮革・合成繊維 底材/ゴム
質量:約270g(27.0cm 片方)
原産国:日本
商品の詳細・購入はこちら

文=藤野太一 写真=マツダ 編集=iconic/
※表⽰価格は税込み

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