
運転時と歩行時を両立させるドライビングシューズ
ドライビングシューズと聞くとどんな靴をイメージするだろうか。イタリアのトッズのゴンミーニなどはその代表格だし、最近はプーマなどがスニーカータイプのものを多くリリースしている。
もっとも運転に特化した靴といえば、レーシングシューズになるわけだが、ペダルを通して敏感に情報を感じ取り、かつ繊細な操作を必要とするため、薄くて硬いソールを使うことになる。
要はドライビングシューズもレーシングシューズも、その多くはソールにクッション性を備えていないため歩くことには向いていない。
運転時のダイレクトなペダルフィールと、操作のしやすさ、そして歩行時の履き心地のよさ、それらを兼ね備えたドライビングシューズを、人馬一体の走りを追求するマツダと、人の動きを研究し人と用具の調和を追求するミズノがタッグを組んで、作り上げたという。果たして、どんなものが出来上がったのか?
そもそもは2015年に始まった両社のエンジニアの技術交流がきっかけだったという。“人間中心のモノづくり”という共通する開発思想をもっていたことで、共同開発がスタート。またマツダは2020年に創立100周年を迎えており、その際に新たなビジネスとして、過去の名車やレーシングカーなどのモデルカー、アパレル、ライフスタイル商品を手掛ける「MAZDA COLLECTION」を立ち上げており、アイテムを充実させる意味でも渡りに船というわけだ。