室内の静かさに驚かされるカブリオレ
一方のカブリオレでは、まず静かさに驚いた。Eクラスは伝統的にソフトトップを採用しているが、多層構造によってオープンカーだと言われなければ気づかないほどの高い静粛性を実現している。高速道路に乗ってもその印象は変わらず、タイヤの銘柄の違いもあるだろうが、風切り音や乗り心地などもクーペよりも好印象だった。
ソフトトップの操作はセンターコンソールにあるスイッチひとつで所要時間は約20秒、約50km/hまでなら走行中の開閉も可能だ。試乗車のソフトトップのカラーはブラックだったが、これ以外にもブラウン、ダークブルー、ダークレッドの計4色がある。ボディカラーは11色、インテリアは6種類の設定があるので、その組み合わせを考えるだけでも楽しめる。
試乗車には、前方や後方からの風の巻き込みを防止する機構や、シートには首元から温風が出るエアスカーフが備わっており、寒い冬でも快適だった。オープンカーというと春や秋に屋根をあけるものをイメージするかもしれないが、空気の澄んだ冬こそ頭寒足熱で楽しみたい。Eクラスクーペ&カブリオレは、メルセデスの粋を集めたモデルなのだ。
文/藤野太一 写真/河野敦樹 編集/iconic






