元ラグビー日本代表 主将
廣瀬俊朗さんの熱きキャプテンシー、未来へ続く
ユニフォームからスーツに着替えた元日本代表主将は、ラクビーW杯日本大会を多方面から強力にバックアップした。その功績から今回特別賞に輝いた彼のラグビーへの想い、そして今後の抱負を聞いた。
SUITS OF THE YEAR 2019
特別賞
「キャプテンはけっこう孤独。だから次は彼らをサポートする場を作りたいですね」
日本代表チームの初の8強入りという快挙もあり、大きな盛り上がりのうちに終わったラグビーワールドカップ2019日本大会。アジア初開催でありながら、世界中のメディアが“過去最高の大会”と称賛するほどの成功を収めることができたのは、元日本代表主将にして今大会のアンバサダーを務めた廣瀬俊朗さんの功績も大きい。
開催前に放映されたTVドラマ『ノーサイド・ゲーム』では役者として好演し、会期中は解説者として実況や各チームの戦術分析などで活躍した。
また今大会では試合前に各チームの国歌をマスコットキッズや観客が一緒になって歌い、選手らに「まるでホームにいるよう」と大好評だったが、これを支えたのも彼が率いた“スクラムユニゾン”というプロジェクト。
「世界中から来る選手やファンをもてなすために何かしたかったんです。開催国によっては歴史的背景から他国の国歌を歌うことに抵抗を感じるでしょうが、日本人ならおもてなしの気持ちを持って歌える。それでスクラムユニゾンを立ち上げ、ユーチューブに参加全チームの国歌を歌詞と和訳付きでアップ。各地で練習会やイベントを開いた結果、小さな子どもも難しい外国語の歌をしっかり覚えてくれ、僕自身めっちゃ感動しました」
各受賞者のインタビューはこちら:2019年の勝者とスーツ「今年の日本を熱くした5人」【SUITS OF THE YEAR 2019】