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男のひとり旅 シンガポール編【後編】
さて、ここからはボクが15年ぶりに訪れたシンガポールの”今”を食を中心にご紹介。まずは豪華ランチから。ぽっと出のマリーナベイ・サンズ(失礼!)に押され気味だが、やはり「ラッフルズホテル」は風格という点で、まるで趣が異なる。中でも評判のいい「イー バイ ジェレミー レオン」でランチをしてきた。
改装されたばかりの本館に位置するモダンなチャイニーズ。ここでのランチはなかなか充実した中華だった。その雰囲気や設えもさることながら、その料理の組み合わせの妙味が素晴らしい。
このレストラン、なかなか予約が取れないそうで、もし訪れるなら早めにアクションを。Jereme Leungシェフは今、シンガポールでも指折りの料理人だとか。たしかに素材の合わせがおもしろく、これから追いかけてみたいと思わせる内容だった。
料理をチェック(写真5枚)
一番気に入ったのはスープ。8時間煮込んだ鶏のだしにホタテにエビ、イカなどを贅沢に。黄色なのはカボチャが入っているから。そして、このスープとメインに和牛に使われているのが、”5-year Vintage Turnip”。つまり、5年熟成されたカブってこと。言われてみれば奥行きのある味わい。発酵食品使いうまいもんね、アジアのシェフって。