キレイめからリラックスした装いまで、多様な大人カジュアルに重用されるニューバランスのスニーカーには、汎用性の高さとは別に、ニューバランス好きの着巧者のみぞ知る”ならではの効能”というものがある。それは、「ニューバランスを履くとナイスバランスに仕上がる」というもの。ニューバランス特有のボリューム感が、全体のシルエットを理想のバランスに整えてくれるのだ。ただし、より洒脱にこなすには、スニーカーのデザインやパンツシルエットとの相性が重要となる。美脚に定評あるクラシコ御三家のパンツを参考に、ベストパッケージを考察する。
強く洗いをかけ、古着のような奥行きを表現した「WORN OUT ELEGANCE(ワーン アウト エレガンス)」モデル。リラックス感がさらりと薫る一本だ。3万2000円(PT JAPAN)
CT10
’70年代のコートスタイルシューズをベースに、キャンバスアッパー&超軽量インジェクションEVAソールで仕上げた一足。サドルシューズを思わせる品のいい顔が新鮮だ。5900円
リラックス感を活かしながら
シンプル&クリーンにこなす
程よくゆとりのあるテーパードパンツは、ほんのりクッションが入る丈感で穿くと、そのリラックス感が活きる。ここにもニューバランスは好相性だが、あまりシューズの存在感が強いと重く見えてしまうきらいも。よって、ベストチョイスはコートソールのニューバランス。フラット&ミニマルな面構えゆえ、そこそこのボリュームがありつつも軽快に映えるのだ。
[MEN’S EX 2018年6月号の記事を再構成]
撮影/竹内一将 スタイリング/武内雅英(CODE) ヘアメイク/古川 純 構成・文/黒澤正人 文/秦 大輔
※表示価格は税抜き