グリモルディ「G.T.O.」のバリエーション(写真9枚)
グリモルディ G.T.O.
大きなアーチを描く風防はクルマのウィンドウ、ケースはボディライン、3本スポークの秒針はステアリング、12と6の大きな数字はリアスポイラー、リューズは車輪のハブ……と、あらゆるディテールがフェラーリ250 GTOをモチーフにしている。車体を通る風を表現したかのような透明感あるフェイスデザインも出色だ。自動巻き(ETA2824ベース)。57.96×36.4mm。ステンンレススティールケースおよびPVD加工ステンンレススティールケース。型押しカーフ。価格は、ステンンレススティールケースモデルが28万5000円、PVD加工モデルが29万5000円。

グリモルディ創業者のアンセルモ・グリモルディ氏の次男。芸術への高い関心から、幼い頃よりアートスクールで学び、高校・大学も建築・デザイン系に進む。20代半ばから父が経営するミラノのドゥモ広場にある老舗高級宝飾・時計店を手伝い、やがて同店オリジナル時計のデザインを担当。この時計が各国バイヤーの目に止まったことで、2000年に時計ブランド「グリモルディ」が本格スタートした。
取材・文/吉田 巌(十万馬力)
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