前々から、いつかは、と思いながら過ごしていたのですが、先日ついに機会を得て手に入れたのが赤木明登さんの漆器です。
この方、実は小社の先輩で元家庭画報の編集者。輪島塗の大家、角偉三郎氏に憧れて、器作家へとまさかの転身。なかなかの冒険者ですが、非常に質の高い漆器を製作されていて、今では非常な人気作家さんです。
最近は作風に変化が見られるようですが、氏が従来得意としてきたのが、和紙を張り合わせ、上から漆を塗り重ねる独特の手法。僕が購入したのは、その典型的なタイプです。
四苦八苦したものの、横にしないと表面がまったく写らず、諦めて横にした絵がこちら(赤木先生すみません…涙)。
きめ細かでなめらかな光沢と、ほのかな赤みをたたえた器には、極上の黒ストのような、きりりとした色気があります。
シックながら、真面目一辺倒ではない、遊び心も持っている。
歌舞伎で言えば助六のような、
懐も情けも深い、実に「いい男」の顔立ちなのです。
縁がすらっと立ち上がっているので、小鉢にしてもよし、汁碗もよし。
彩りがあれば、写真のようにご飯をよそってもよし、の万能選手。
漆器ゆえに、使用するほどに深みを増す、エイジングの楽しみもあります。
まさに一生モノの器、という訳なのです。
この方、実は小社の先輩で元家庭画報の編集者。輪島塗の大家、角偉三郎氏に憧れて、器作家へとまさかの転身。なかなかの冒険者ですが、非常に質の高い漆器を製作されていて、今では非常な人気作家さんです。
最近は作風に変化が見られるようですが、氏が従来得意としてきたのが、和紙を張り合わせ、上から漆を塗り重ねる独特の手法。僕が購入したのは、その典型的なタイプです。
四苦八苦したものの、横にしないと表面がまったく写らず、諦めて横にした絵がこちら(赤木先生すみません…涙)。
きめ細かでなめらかな光沢と、ほのかな赤みをたたえた器には、極上の黒ストのような、きりりとした色気があります。
シックながら、真面目一辺倒ではない、遊び心も持っている。
歌舞伎で言えば助六のような、
懐も情けも深い、実に「いい男」の顔立ちなのです。
縁がすらっと立ち上がっているので、小鉢にしてもよし、汁碗もよし。
彩りがあれば、写真のようにご飯をよそってもよし、の万能選手。
漆器ゆえに、使用するほどに深みを増す、エイジングの楽しみもあります。
まさに一生モノの器、という訳なのです。