本格眼鏡とは? なぜ本格眼鏡が必要なのか? どんなブランドがあるのか? を一冊で網羅する『本格眼鏡大全』が発売に。1000本ものフレームが掲載された本書から、ここでは本格眼鏡の基礎知識をピックアップしてご紹介する。
これだけ覚えておけば大丈夫!
本格眼鏡の基礎知識
「本格眼鏡の世界は奥が深い」。だからこそ基本的なパーツ名やフレームの形を知っておけば見るべきポイントがわかって選びやすくなる。まずは本格眼鏡の基礎知識を紹介しよう!
基礎知識【初級編】
パーツの読み方
「2枚のレンズとそれを支えるフレーム」のみ。眼鏡の構造はシンプルだが、パーツは細かく分かれていて役割がある。覚えておくべきパーツはこれだ!

1 玉形
レンズシェイプのこと。ここの形やサイズで掛けた時の雰囲気が大きく変わる。ラウンドやスクエア、オーバルなど多彩な種類があり、玉形がトレンドを表すとも言える。まさに「眼鏡の顔」。(写真は10 アイヴァン)
2 リム
レンズのまわりを囲む枠のことで高い強度が求められる。リムの内側には「リム線」という溝が彫られており、そこにレンズをはめて固定する。リムが太いほど掛けた時の存在感が強く、細いほど華奢な雰囲気に。
3 テンプル
耳に掛かるツル部分の名称で、側頭部をホールドして眼鏡を支える。素材や形状、重さや弾力性の違いで掛け心地を大きく左右し、デザインや色で見た目の雰囲気も変わる。いわば「眼鏡の第二の顔」と言える。
4 ブリッジ
左右のリムをつなぐためのパーツでここも強度が求められる。顔の中心にくるため、素材や形状、色などによって印象が変わり、目元のアクセントにもなる。これが2本あるタイプをツーブリッジと言う。
5 蝶番(ちょうばん)
テンプルを折り畳むための「ちょうつがい」で、ヒンジとも呼ぶ。数少ない可動部で、劣化するとフレームが歪んだり、テンプルがパタパタしたりするので耐久性が重要。各社が独自機構を開発する眼鏡の見せ場。
6 ノーズパッド
眼鏡がズレないようにするために、鼻を両脇から固定するパーツ。これが合わないと、鼻に跡が残って痛くなったり、眼鏡が斜めに傾いたりする。実は眼鏡の重さの約7割はノーズパッドが支えていると言われている。
7 クリングス
フロントとノーズパッドをつなぐ金具のこと。ヤットコと言う工具で金具を曲げて、ノーズパッドの位置を細かく調整できる。今までメタルフレームでの使用が主流だったが、最近はプラ枠でも採用されている。
8 モダン
テンプル先端の耳当ての部分で、テンプルエンドとも呼ぶ。眼鏡がズレ落ちるのを防止する役割があり、アセテートやシリコンなどをつけることも。フィッティングの際は耳や側頭部に沿うように曲げて調整する。
もっと知りたい方はこちら!

52□19 → (①□②) ①玉型(レンズ)の左右幅 ②ブリッジの幅
※記載されている商品などの価格は、原則として本体価格であり、2020年12月7日現在のものです。税込価格は消費税を本体価格に加算した金額となります。本体価格や店舗情報ならびに商品の入荷状況などは諸事情により変更されることがあります。また掲載した写真の色や素材感、仕様等が、実際の商品と若干異なる場合があります。あらかじめご了承ください。