改めて知っておきたいドレスコード(フォーマル)の今
フォーマルの困ったにまつわるQ&A
式典や晩餐会など、「もしも……」の招待の装いをプロが指南!
いざという時に備えて、フォーマルの知識とその装いについて専門知識を持った講師に取材。分かったのは、ドレスコードを守りながらも個性を表現することこそ、今の時代に求められるフォーマルだった。
ピークトラペルは弔事で着用しても失礼に当たらない
本来、礼服のドレスコードとしてはアリです
昼の正礼装、モーニングコートは慶弔問わず着用されるフォーマルウェアです。ピークトラペルはこれら礼装発祥のディテールでもあることから、本来は弔事で着用しても失礼にあたる心配はありません。列席者の顔ぶれや会場の雰囲気などに合わせた服装で出席すると良いでしょう。
チーフはスリーピークスとパフト、どちらで挿すべき
チーフの素材に合わせて挿し方を見極めましょう
最もフォーマルなモーニングやディレクターズスーツにはスリーピークスが一般的。折り目をしっかりつけないといけないため、硬いリネンチーフが向いています。華やかさが求められるパーティには、ふわりと柔らかいシルクチーフをパフトで挿すと胸元に立体感も生まれ、エレガントな雰囲気です。
招待状の「スマートカジュアル」、「スマートエレガンス」の服装とは
スーツとジャケット、それぞれ使い分けが必要です
スマートカジュアルとは、フォーマルとタウンスタイルの中間のような装いで、ジャケットを基本とした服装です。寛ぎのなかにも、きちんとした印象に見える装い。一方、スマートエレガンスとは、フォーマルに近いドレスコード。ジャケパンよりもダークスーツをドレスダウンする装いのイメージです。
