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GTとして快適なATはワインディングロードでも爽快感十分

フェアレディZ
ベーシックグレード(フェアレディZ)に加え、快適装備を充実させたバージョンT、よりスポーティなバージョンS、最上級グレードとなるバージョンSTをラインナップ。価格は524万1500円〜646万2500円。

2ペダルAT仕様の方がGTとしてより快適に使うことができる。何しろ高速クルージング中のエンジンフィールとサウンドもATの方が良かった。特に3000回転前後からのエンジンフィールの心地よさといったら! 世界の高級スポーツカー市場ではV6エンジンが花盛りだが、その領域の気持ち良さでは世界トップレベルだろう。

一方で、低回転域から十分なトルク性能を発揮するから、たとえ3ペダルMTであってもさほど忙しくない。左手と左足を駆使する回数は、MT車としてはかなり少ない部類だろう。特に高速道路上ではそうで、ほとんどオートマチックドライブ、3ペダルであることをすっかり忘れてしまうほど。

ワインディングロードでは、スムーズなシフトフィールとダウンシフト時に回転数まで合わせてくれるシステムのおかげで、気軽に3ペダルドライブを楽しむことができる。この時代にMTを残してくれたという決断に感謝するほかない。

とはいえ、2ペダルであってもワインディングロードでの爽快感は十分だった。むしろトルコンオートマにもかかわらず、ダイレクトな変速フィールに感心する。両手をステアリングホイールに、両足はそれぞれアクセルとブレーキに集中させて、スポーティなドライブを楽しむ方が、新型Zには正直、似合っていると思った。

文=西川淳 写真=タナカヒデヒロ 編集=iconic

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<p>ホイールは、ベーシックグレードとバージョンTには18インチ、バージョンSとSTには19インチが装着される。</p>

ホイールは、ベーシックグレードとバージョンTには18インチ、バージョンSとSTには19インチが装着される。

<p>ボディサイズは全長4380mm×全幅1845mm×全高1315mm、ホイールベースは2550mm。</p>

ボディサイズは全長4380mm×全幅1845mm×全高1315mm、ホイールベースは2550mm。

<p>運転席回りは初代(S30型)の基本レイアウトを継承したという。ちなみに3連サブメーターは運転席側からブースト計、ターボ回転計、電圧計。</p>

運転席回りは初代(S30型)の基本レイアウトを継承したという。ちなみに3連サブメーターは運転席側からブースト計、ターボ回転計、電圧計。

<p>バージョンTとバージョンSTにはレザーとスエード調ファブリックのコンビシートが備わる。</p>

バージョンTとバージョンSTにはレザーとスエード調ファブリックのコンビシートが備わる。

<p>シーンに応じてデザインをセレクトできる、アドバンスドドライブアシストディスプレイを採用。</p>

シーンに応じてデザインをセレクトできる、アドバンスドドライブアシストディスプレイを採用。

<p>ミッションは6速MTと9速ATを用意。バージョンSはMTのみ、バージョンTはATのみとなる。</p>

ミッションは6速MTと9速ATを用意。バージョンSはMTのみ、バージョンTはATのみとなる。

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