最高級のラゲッジアイテムを展開することでしられる、英国老舗ブランドのグローブ・トロッター。昨年に創業125年を迎えた同ブランドはそれを記念し、自社の歴史を振り返る巡回展「The 125 Years of Globe-Trotter––グローブ・トロッターの125年––」が2022年12月にグローブ・トロッター銀座店にて開催された。
創業当初に販売されたモデルや、数多の有名ブランドとのコラボスーツケースなど、様々なアーカイブが一堂に会したこちらの展示会に潜入し、その様子をレポート!
貴重な展示を見逃した方のために、本記事の前半ではグローブ・トロッターの歴史的なモデルを紹介し、さらに後半ではCEOのヴィセンテ・カステラーノ氏へのインタビューを掲載する。グローブ・トロッターの魅力を掘り下げた本記事を、ぜひ最後までチェックしてほしい。
1800年代後半の元祖スーツケースから
名ブランドとのコラボまでが揃う
1897年の創業から現在までの進化をたどる本展示会では、創業当初に製作された貴重なスーツケースが展示された。現在のスーツケース同様に、ヴァルカナイズド・ファイバーボード(通称ヴァルカン・ファイバー)の素材と、レザーのコーナーパーツで仕上げられたこれらのアーカイブ。そこからは、同ブランドの伝統的製造手法が今も脈々と受け継がれていることが見てとれる。さらに時を重ねて愛用されることによるヴィンテージ品ならではの表情も、現行のモデルがどのように経年変化するのかを教えてくれる。
メゾンブランドから世界的ロックバンドまで!
幅広いコラボレーションを展示
長い歴史と伝統的に受け継がれる製作手法により、グローブ・トロッターというとクラシカルなイメージを持つ方も多いだろうが、実はかなり挑戦的で、現代に沿ったモノ作りを行うことを知っているだろうか。そのような姿勢は、多彩なコラボレーションにも表れている。
それは、アレキサンダー・マックイーンやコム・デ・ギャルソンのような気鋭のトップデザイナーブランドから、ザ・ローリングストーンズのような世界的ロックバンド、そして、ティファニーやグッチ、エルメスのような最高峰のメゾンブランドまで非常に幅広い。
今回の展示では、当時話題になった多彩なコレボレーションが集まった。それらの逸品たちからは、伝統的なつくりを受け継ぎつつ、トレンドやその時代の空気感を自らのモノ作りに取り入れる、ブランドの柔軟な姿勢を感じられるだろう。
ライニングのアイコニックなモチーフが印象的なコラボモデルも登場
2022カタールW杯にも同行!?
日本サッカー協会(JFA)の100周年記念モデルとは?
2021年には日本サッカー協会(JFA)創設100周年を記念して、サッカーファンと日本代表チームの両者を対象とした限定スーツケース「愛称SAMURAI BLUE」も展開された。様々なコレクションのなかには、クラシックなヴァルカン・ファイバーモデルと最新鋭のカーボンファイバー版も含まれ、SAMURAI BLUEチームの世界ツアーにも帯同された。
今回は、貴重なグローブトロッターのアーカイブを巡り、「グローブ・トロッターの125年」の展示をお伝えした。
記事後半の『創業125周年特製モデルが登場! CEOが語るグローブ・トロッターの強みとは?』では、125周年を記念した特性モデルの紹介と、グローブ・トロッター CEOであるヴィセンテ・カステラーノの直接インタビューを通して、同ブランドが長い歴史により培われてきた魅力についてお伝えする。
グローブ・トロッター お問い合わせ先
グローブ・トロッター 銀座
住所:東京都中央区銀座5-2-1 東急プラザ銀座 1F
TEL:03-6161-1897
URL:https://jp.globe-trotter.com/