バーニーズ ニューヨークが提案する「今季的なVゾーン」ランキング
MEN’S EXの長寿連載「365日Vゾーン」の特別編としてお送りした“バーニーズニューヨークに聞く今季的なVゾーン”企画。その中から読者の反響がよかった順にご紹介する。ぜひ今季の注目アイテムを復習し、お買い物の参考にしてほしい。
1位
久々に同窓会。何を着て行くのがいい?
日曜日は、かつての学友と数年、あるいは十数年ぶりに再会することになる同窓会。季節感を意識して薄手のスタンドカラーのレザーブルゾンに、クリーンなオフ白のハイゲージニットをコーディネート。デニムを合わせがちなボトムスは、ハードになり過ぎぬよう、ウールパンツで落ち着かせてミドルエイジの品格をしっかり保つ。気後れせずに、久々の再会を存分に愉しめるはずだ。
〈Keyitem〉カリブロ12のレザーブルゾン
キメの細かいナッパレザーを使って、襟をあえて低くシンプルに仕上げた、スタンドカラーのレザーブルゾン。ファスナーのスライダーを大振りなゴールドにした以外は、袖口の装飾など、余計なディテールを排除した潔いデザインがモードな印象を与える。縫い目に沿って作られたシームポケットも機能的。光沢のある黒革の表情が、大人の男を格上げする。
2位
ジャケット×モックネックでシンプルなのにお洒落なのはなぜ?
リラックスしたいが、気は抜けない金曜日は、ジャケットにモックネックで無難にまとめる。打ち込みのしっかりとしたアルパカ生地のジャケットには、上質なハーゲージのモックネックを合わせて、ビジネスにふさわしい上品さを演出する。ブラウンベースのジャケットの色を拾って、タートルも同色の無地を選ぶ。ハンドロールがアクセントになった、ウールシルク製の黒無地ポケットチーフが、重厚なジャケットの胸元に程よい柔らかさを添えてくれる。
〈Keyitem〉バーニーズ ニューヨークのジャケット
季節を感じられる暖かみのあるファンシーな素材感が特徴のジャケット。奥行きのある色合いと素材感を持つベビーアルパカ生地に、芯地と裏地を極力省いた軽い着心地のモデルに乗せることで、ラグジュアリーな雰囲気のある一着に。ウエストシェイプが強すぎないドロップを採用し、ラペルの返りや立体的なシルエットなど、細部にまでこだわった美しい仕立ては、イタリア製ならではだ。
3位
ホテルのレストランでお食事を。何を着る?
休日の夜には密を避けて、ホテルのレストランで食事を愉しむ。ちょっといいお店での食事は、ジャケットの着用がスマートだ。そんな時、タートルネックのニットを合わせる着こなしは定番のひとつ。表情あるグレーと紺ブレを組み合わせることで、落ち着きとこなれ感が同居するムードを引き出す。ボトムスはデニムで休日の寛ぎを演出しつつも、ウォッシュ系の黒でグラデーションさせれば、シックで大人の印象に見える。
〈Keyitem〉デ ペトリロの紺ブレザー
休日のスポーティな着こなしでもサマになる4Bのダブルブレザー。背抜きの半裏仕様ながら、大見返しにより構築的なシルエットを実現する。
2パッチポケットに加え、裾捌きが軽快なサイドベンツ仕様もリラックスした雰囲気。ウエストはやや絞りの効いたドロップ8。ナポリの伝統
的なスタイルながら、副資材を極力省くことで、軽やかな着心地を味わえるベーシックな一着だ。