シトロエンC4&Ë-C4エレクトリックが指し示す未来は「EVかディーゼルか」ではなかった

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PHCも採用した、個性的な“Cセグハッチバック”

2022年1月に日本市場でデビューしたシトロエンC4&Ë-C4エレクトリックに、ひと足早く、本国フランスで試乗する機会を得た。

元をただせば欧州Cセグメントのハッチバック、フォルクスワーゲン ゴルフ8とかプジョー 308やルノー メガーヌ、国産車でいえばマツダ3やスバル インプレッサ辺りと同等の車格、クラスであるはずだ。近頃はホンダ シビックやアウディ A3、トヨタ カローラのように、必ずしもハッチバックだけにこだわらないモデルも増えているし、ハッチバックといいつつ、リアハッチゲートが思い切り寝かされて、70年代のファストバックか何かを彷彿させるものも増えてきた。

シトロエンC4&Ë-C4エレクトリック
2016年のコンセプトモデル、Cエクスペリエンスにインスパイアされたデザイン。ボディサイズは全長4375×全幅1800×全高1530mm、ホイールベース2665mm。

だが新しいC4とË-C4エレクトリックの外観には、驚かされた。先代のC4がむしろ超コンサバなハッチバックで、ネガ潰しの末に成り立つような完成度の一台だったのに比べ、新型の外観は、一度見てしまったら二度と他のものに見えない。そういう刷り込みパワーに満ちている。

キャビンのカタチは流麗だけれど、ショルダーラインの高さと垂直気味のフロントマスクはSUVライクでさえあり、左右両端がそそり立つボンネットと片眼が横置きY字状のLEDヘッドランプユニットは、かなり個性的だ。

ラゲージ 
ラゲージ容量は通常380リッター、後席を倒せば最大1250リッターを確保した。2ポジションのフロアボードが備わる。

それでも広いリアスペースと380リッターものトランク容量という、実用性を確保していることを感じさせつつ、先々代C4、つまりセバスチャン・ローブ全盛期のWRCマシン、C4クーペのような2段式ガラスのハッチゲートすら受け継いでいる。筋金入りのシトロエン・エンスージアストも、初めて目にした一見さんも、はっとさせる外観なのだ。

シート
Cセグメントモデルとしては大きめのシートを装着。独自の高密度フォームを採用、生地裏のフォームを2mmから15mmへとアップしたことで、車体の微振動をシートが吸収してくれる。

その上、今次のC4&Ë-C4エレクトリックは「アドバンストコンフォートシート」と呼ばれる、最近のシトロエンが得意とする分厚いクッションのパッケージをしっかり採り入れてきた。

後部シート
後席はロングホイールベースにより足元を広く、ライニング形状の最適化でヘッドクリアランスを確保しているという。

座り心地の柔らかさだけでなく、水平のラインが思い切り伸びていくように、つまり広々感じさせる視覚的効果ごと、よくデザインされている。

ダッシュボード
ダッシュボードは横方向の広がり感を強調する水平基調に。センター部の操作はタッチパネルと物理スイッチで機能を分けることで使い勝手を高めている。シフトはトグルスイッチを採用。

それでいて手元近さを感じさせる10インチワイドのタッチスクリーンや、視線の上下移動が少なくて済むヘッドアップディスプレイに、柔らかいのに左右方向のホールド性は的確なシートまで、ドライバーの側に必要なものが寄せられてくるような、エルゴノミーの良さが光る。意味のない広々感やユルふわ路線ではなく、こういう数値で表せないエルゴノミーのまとまり具合や、ウール風やレザー風の素材感は、フランス車がいまや格別に強い領域だ。

助手席側のダッシュボード
助手席側のダッシュボードにはタブレット端末を配置するシトロエンスマートパッドサポートが備わる。

助手席側のダッシュボード正面は3段仕立てで、タブレットホルダーに書類などが入れられる引き出し、そしてグローブボックスという凝った造りだ。見た目の豪華さより、エルゴノミーと実用性、素材感のバランスでかなりの高次元にある。

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