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感覚はフォーミュラーカーに近い

マクラーレン エルバ

バタフライナイフのように開くディヘドラルドアを跳ね上げ、コクピットに滑り込む。晴れてきたとはいえ、路面はまだ濡れそぼっている。慎重にアクセルペダルを踏み込み、クルマの動き方と路面の状態を確かめるようにステアリングホイールを左右に振ってみた。

めちゃくちゃ、軽い! 手足の先に重量をほとんど感じない。わずかな質量も全てが腰の周りに巻きついているように錯覚する。言ってみれば腰にクルマという形のベルトを巻いている感覚だ。こんなクルマに乗ることは初めての経験、否、そういえば近い感覚を知っている。フォーミュラーカーがそうだった。

低速域で分かったことはそれだけじゃなかった。ほとんどレーシングカーのようなマシンであるにもかかわらず、乗り心地がかなり良い。もちろん、マクラーレンといえば前述の12Cでスーパーカー界に”乗り心地改革“をもたらしたブランドだ。ある程度の良さは予想できたものの、想像を超えてきた。スパルタンな雰囲気とはかけ離れてコンフォート。これなら晴れさえすればいつでも乗ることができそうだ。

<p>ブランドアイコンでもあるディヘドラルドアを採用。ちなみに、フロントウインドウを備えたバージョンも発表されている。</p>

ブランドアイコンでもあるディヘドラルドアを採用。ちなみに、フロントウインドウを備えたバージョンも発表されている。

<p>セナ、スピードテールと同じ、さらなるハイパフォーマンスモデルで生産台数の少ない「アルティメットシリーズ」に位置する。</p>

セナ、スピードテールと同じ、さらなるハイパフォーマンスモデルで生産台数の少ない「アルティメットシリーズ」に位置する。

<p>AAMS(アクディブ・エア・マネージメント・システム)は、ボンネット中央のディフレクターが立ち上がるとともに、ノーズからの空気をボンネット後方のエアアウトレットから上方へと流すことで、キャビンへの流れを防いでくれる。</p>

AAMS(アクディブ・エア・マネージメント・システム)は、ボンネット中央のディフレクターが立ち上がるとともに、ノーズからの空気をボンネット後方のエアアウトレットから上方へと流すことで、キャビンへの流れを防いでくれる。

<p>ステアリングと連動して配置されるメーター、運転席に向けた8インチタッチスクリーンでシンプルかつ機能的に。</p>

ステアリングと連動して配置されるメーター、運転席に向けた8インチタッチスクリーンでシンプルかつ機能的に。

<p>ブランド独自のブラード・バウンダリー(溶け込むような)デザインポリシーによる、「エクステリアがインテリアに流れ込む」ようなデザインとされた。</p>

ブランド独自のブラード・バウンダリー(溶け込むような)デザインポリシーによる、「エクステリアがインテリアに流れ込む」ようなデザインとされた。

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