運転支援装備なども最新世代へ
メルセデスAMG GTと基本設計を共通とする4リッターV8ツインターボエンジンは、最高出力612PS、最大トルク850Nm、0-100km/h加速は3.4秒と、なんとスーパースポーツのAMG GTを出力でも速さでも上回っている。
エクステリアの最大の変更点は、最新のAMGフェイスである縦にルーバーの入った“パナメリカーナグリル”を採用したこと。また前後のバンパー形状を変更し、シルバーのデザインアクセントが用いられ、リアまわりではスクエアな4本出しエグゾーストをより強調している。
インテリアのハイライトは、12.3インチの大型パネルを2つ連ねたもので、「ハイ、メルセデス」で起動する音声認識機能や、センタースクリーンにカメラで捉えた現実の景色を映し出し、その映像の上に進むべき方向などの矢印を表示するAR (Augmented Reality = 拡張現実) ナビゲーションを採用した。
そして新世代デザインのツインスポークを採用したステアリングホイールには、スポーク部にタッチパネル式スイッチを内蔵。メーターやインフォテインメントシステム、安全運転支援システムの操作スイッチを集約している。
またADAS(先進運転支援システム)ももちろん最新バージョンとなった。例えば従来モデルでは、ディスタントディストロニック(ACC)使用時にドライバーの存在を入力トルクかタッチコントロールボタンへの接触で検知しており、しっかりと手でステリングを握っていないとたびたび警告がでて、いらいらする場面があった。しかし、新型ではリムに静電容量式センサーを備えたパッドを採用したことで、使い勝手を向上している。