>> この記事の先頭に戻る

内燃式エンジンに未来がある証拠かもしれない

ボルボ初の量産EVとなるXC40リチャージ P8 AWD
ボルボ初の量産EVとなるXC40リチャージ P8 AWD。コンパクトSUVのXC40をベースに開発された。

つまり、Aurobayは次世代の内燃式エンジン、トランスミッション、ハイブリッドシステムを含むパワートレインソリューションの“独立系”グローバルサプライヤーになる、ということ。ボルボカーズはいち早く電気自動車メーカーへと姿を変えるものの、まだまだ内燃式エンジンに未来はある、と解釈したくなる…。

ボルボ初のEV専用モデルとなるC40リチャージ
ボルボ初のEV専用モデルとなるC40リチャージ。本国では6月よりオーダーが始まっており、日本では今秋を予定している。

内燃式エンジン部門の切り離しは、ボルボカーズにとってはバランスシートのスリム化や株式公開に向けた動き、という側面もあろう。と同時に、ジーリーホールディング・グループにとっては、効率的に優秀な内燃式エンジンやハイブリッド技術へのアクセスができることを意味する。当然、Aurobayがいずれ株式公開する可能性だって、ゼロではない。

プラグインハイブリッドのボルボ XC60
プラグインハイブリッドのボルボ XC60。モーターのみで走行するPureモードは、最大39.4km走行可能。

2030年以降、ハイブリッドモデルすら販売しなくなるボルボカーズだが、電気自動車用のモーターの生産もAurobayが担う、と返答があったのには驚いた。もしかしてボルボカーズは、ファブレス経営(開発はするが工場は持たない)を目指しているのだろうか?

文=古賀貴司 写真=Volvo Car Corporation 編集=iconic

  1. 2
SmartNews
ビジネスの装いルール完全BOOK
星のや
  • Facebook
  • X
  • Instagram
  • YouTube
  • Facebook
  • X
  • Instagram
  • YouTube
pagetop