自在なスーパースポーツ「BMW M4」は、内燃エンジンをFRで味わう最後のチャンス?

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自在なスーパースポーツBMW M4は、内燃エンジンをFRで味わう最後のチャンス?

ベースモデルにMTを用意するのもBMWのこだわり

BMWの高性能車開発部門、BMW M社が手がけるモデルは、大きくわけて2つのカテゴリーがある。1 つはサーキットでの走行を可能とした「Mハイパフォーマンス・モデル」、もう1つはサーキットで培われた技術を余すことなく取り入れ走行性能を高めた「M パフォーマンス・モデル」である。

「Mハイパフォーマンス・モデル」とは、もっともピュアに走ることへの情熱を具現化したものといえるが、そうした中でもコアとなるのが、BMW M3 および BMW M4だ。かつてはM3セダン/クーペという名称だったが、先代からクーペボディはM4となった。

BMW M4
ボディサイズは全長4805×全幅1885×全高1395mm、ホイールベース2855mm、と旧型より一回り大きくなっている。価格はM4 1298万円、M4 コンペティション 1348万円、M4 コンペティション トラックパッケージ 1460万円。

2021年から日本導入が始まった新型M4は、「M4クーペ」とパワーアップした「M4コンペティション」というグレードがあり、さらに9月には4WDの「M4コンペティション xDrive」が追加されている。

BMW M4 エンジン
ベーシックモデルでは最高出力480ps/最大トルク550Nm、コンペティションでは510ps/650Nmまで引き上げられている。

エンジンはM社謹製の3リッター直列6気筒ツインターボで、ベースモデルは最高出力480ps、最大トルクは550Nmを発揮。FR(後輪駆動)でマニュアル6速トランスミッションを組み合わせる。いまどき高性能車ほどMTの設定がなくなっているなかで、BMWならではのこだわりといえるポイントだ。

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