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なぜボルボのPHEVをお薦めするのか

ボルボ XC60のPHEV「XC60リチャージプラグインハイブリッドT8
XC60のPHEV「XC60リチャージプラグインハイブリッドT8」は、XC90と同じ2リッター直4ターボエンジン+前後輪に電気モーターというシステム。車両本体価格は949万円から。なお、XC60(48Vマイルドハイブリッド仕様含む)はコンパクトSUVのXC40に次いでボルボにおいて2番手の販売実績を誇る(2021年1月〜6月)。

ボルボのPHEVは、同社が長年培ってきた安全技術も漏れなく搭載。とりわけエレクトロニクスの力を活用した先進運転支援システムの充実ぶりは目を見張るばかりだ。

バッテリーが十分に充電されている状態のPHEVは、蓄えた電力を優先的に使用するため、EVと同じようにモーターの駆動力だけで走行する。そのときの静けさ、バイブレーションと無縁の走行感覚はEV同様、感動的でさえある。

しかも、エンジンを始動させて走行しているときにもPHEVシステムの恩恵を受けることができる。たとえば、市街地を走行中にじわりとアクセルペダルを踏み込むと、背中をぐっと押されるような加速感を味わえるが、これはPHEVシステムのモーターがエンジンをアシストすることによって生まれるもの。

センターコンソール
センターコンソールのエンジンスタートスイッチ手前にあるのが、ドライブモードのコントロールスイッチ。押すとセンターディスプレイにポップアップメニューが開き、Hybrid/Pure/Power/Individualから選択できる。

また、走行特性を変化させるドライブモードも採用しており、走行シーンや好みに応じて特性を変えられる。ボルボのPHEV車には、Hybrid/Pure/Power/Individualの4つがあり、通常はHybridモードだが、電動モーターのみで走行したい場合にはPureを、強い加速感を味わいたければPowerを、自分好みの特性に調整できるIndividualモードが用意されている。

減速時には回生ブレーキが働いて運動エネルギーを電気エネルギーに変換してバッテリーに貯蔵できるのもPHEVシステムのおかげ。ここで回収された電気エネルギーは次回の加速の際に用いられ、さらなる燃費低減を実現することになるが、さらに注目したいのは、バッテリーの充電を制御するHoldおよびCharge機能。

都市部や住宅街での走行時に電力を使えるようにバッテリーの充電残量を確保しておくHold機能と、走行しながらバッテリーを残量が約80%になるまで充電するCharge機能を巧みに切り替え、それにドライブモードを組み合わせることで、より効率のよい走行が可能となる。たとえば高速道路ではCharge機能を使ってバッテリーを充電させ、市街地では積極的にEVモードで走るなど、エンジン車とは異なる楽しさがある。

こうした高度なテクノロジーをコンパクトなSUVからフルサイズのワゴンやSUVにもすべて投入しているのがボルボの特徴といえる。高額なモデルだけに先進技術を採用するのではなく、エントリーモデルから上級モデルまで同じ技術が使われている。つまり、PHEVをモデルごとの個性で選べるのが“ボルボ・リチャージ”の最大の魅力といっても過言ではないのだ。

文=大谷達也 写真=デレック槇島(StudioMAKISHIMA)、茂呂幸正、柳田由人 編集=iconic

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