プロゴルフコーチの奥嶋誠昭氏と、ゴルフ大好きゴルフライターの鶴原弘高氏が最新の注目クラブやシャフトを試打計測。気になる性能を徹底レビュー!
テーラーメイド SIM UDI / SIM DHY TAYLORMADE SIM UDI / SIM DHY 【プロ&アマの最新ゴルフクラブ試打レビュー vol.128】
ヘッドスピードの速いゴルファー向け!
長距離をアイアンライクな弾道で狙える
ライター・ツルハラ(以下、鶴原) 松山英樹プロがやってくれましたね! 日本人初のメジャー制覇、それもマスターズですよ!!!
奥嶋プロ(以下、奥嶋) いや〜、感動しましたね。マジで偉業ですよ。すばらしい!!!
鶴原 そんなわけで、今回は奥嶋プロにマスターズを制した松山選手のキャディバッグに入っていたクラブを試打してもらおうかと。
奥嶋 彼の使用クラブは、ドライバーはスリクソンの「ZX5」、アイアンは「Z フォージド」ですよね。ユーティリティはテーラーメイドを使っていたの?
鶴原 松山選手は自身のクラブセッティングのなかで、フェアウェイウッドとユーティリティに関しては頻繁に新しいモデルを試して試合でも使っています。マスターズでは、フェアウェイウッドがテーラーメイドの最新モデル「SIM2」、ユーティリティには「SIM UDI」を使用していたようです。
奥嶋 今回試打するのが、ユーティリティの「SIM UDI」ですね。あれ? もう1モデルありますよ。
鶴原 「SIM UDI」は、2020年9月にテーラーメイドのセレクトフィットストアのみで限定発売されたモデル。それと同時に発売されたのが「SIM DHY」なんです。どちらもアイアン型ユーティリティですし、せっかくなので2つのモデルを試打してみてください!
奥嶋 構えた感じは、どちらのモデルも完全にアイアン型です。トップブレードこそ厚めですが、オフセットが少なくてシャープな雰囲気です。「SIM UDI」と比べると、「SIM DHY」はソール幅が広めでフェースの高さも低い。「SIM DHY」のほうが、球が上がってくれそうに感じますね。
鶴原 試打クラブは、「SIM UDI」が3番の20度、「SIM DHY」は5番の25度です。シャフトは約100グラムのオリジナルスチール。では、試打をお願いします!
奥嶋 では、打ってみます。おりゃ!