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安心快適で速い、ラグジュアリーな“リムジン”

BMW アルピナ D5S
アルピナのトレードマークでもある、20スポーク・デザインは20インチ鍛造アルミホイールを装着する。ピレリの専用タイヤにはALPの文字が入っている。

そしてアルピナらしさは、シャシー性能にあらわれている。電子制御式のダンパーに独自のチューニングを施し、ベースのBMWにはない“コンフォートプラス”モードを設定。これにコンフォートでラグジュアリーな乗り心地からよりスポーティなものまで幅広い性能を持ち合わせている。足元にはアルピナのトレードマークといえる20スポークデザインの20インチ鍛造ホイールを採用することで、バネ下重量を約25%軽減。また専用開発されたタイヤ(ピレリ製P-ZERO)によって、気持ちのいいハンドリングと快適性を両立している。

BMW アルピナ D5S
ベースとなる5シリーズのマイナーチェンジを受け2020年に現行モデルへと進化。ガソリンモデルのB5とディーゼルモデルのD5をラインナップ、ディーゼルモデルはセダンの4WDモデル(D5 S リムジン アルラット)のみとなる。

BMWのMモデルが、サーキットでの速さを追求しているのに対して、歴代のアルピナが目指すものは、ラグジュアリーかつ安心快適でそして速い、リムジンである。5シリーズのセダン、しかもディーゼルエンジンのモデルをこれほど上質なラグジュアリースポーツサルーンに変貌させるのだから、さすがというほかない。通な人はその仕立てを“アルピナマジック”と形容するが、まさに裏地や細部にまでこだわったテイラーメイドのスーツを纏うかのような心地よさが味わえる。車両価格は1358万円。違いの分かる人にとっては決して高くはないと思う。

文/藤野太一 写真/デレック槇島、ニコルオートモビルズ 編集/iconic

<p>ボディサイズは全長4980×全幅1870×全高1480mm、ホイールベース2975mmとなる。</p>

ボディサイズは全長4980×全幅1870×全高1480mm、ホイールベース2975mmとなる。

<p>走行状況に応じて減衰特性を調整する電子制御式ダンパー・コントロールを採用。ラゲージ容量は530リッター。</p>

走行状況に応じて減衰特性を調整する電子制御式ダンパー・コントロールを採用。ラゲージ容量は530リッター。

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