プロゴルフコーチの奥嶋誠昭氏と、ゴルフ大好きゴルフライターの鶴原弘高氏が最新の注目クラブやシャフトを試打計測。気になる性能を徹底レビュー!
SRIXON ZX5 IRON/スリクソン ZX5 アイアン
ZX7 IRON/ZX7 アイアン
【プロ&アマの最新ゴルフクラブ試打レビュー vol.113】
ヘッドのブレづらさと“ちょい飛び”を両立
ソールの抜けの良さ、打ちやすさもバツグン!

ライター・ツルハラ 今回は、スリクソンの新作アイアンを2モデル試打していきます。「ZX5 アイアン」と「ZX7 アイアン」です。
奥嶋プロ ヘッドの見た目は、どちらのモデルもすっきり感があって好印象です。「ZX5」のほうが少しヘッドが大きめかな、という程度の違いですね。「ZX5」がやさしく打てるモデルで、「ZX7」がアスリート向けモデルなのかな? どちらも軟鉄鍛造のフォージドアイアンですか?

ライター・ツルハラ 「ZX5」はボディ素材がS20C軟鉄鍛造で、フェース部はクロムバナジウム鋼。フェース裏側には「スピードグルーブ」という溝が設けられていて、フェースの反発を向上するテクノロジーが採用されています。ヘッド構造としてはポケキャビなのですが、バックフェース部がヘッド同色のバッジで覆われていて、見た目がスマートなんですよね。

奥嶋プロ なるほど〜。「ZX7」のほうは?
ライター・ツルハラ 「ZX7」は、ボディもフェースもS20Cの軟鉄鍛造一体成型。打点の裏側を肉厚にすることで、従来モデルよりも打感を良くしてあるハーフキャビティです。両モデルに共通するのは、ヘッドのトゥ側にはタングステンが搭載されているところ。けれど、ソール幅は2モデルでけっこう違うんですよ。


奥嶋プロ ソール形状がV字型になっているのは、従来モデルから続いているスリクソンの特徴ですよね。では、さっそくやさしいほうの「ZX5」から打ってみます。僕の普段どおりのヘッドスピードでいいですか?
ライター・ツルハラ いいですよ。ビシッと振っちゃってください! 使用番手は7番アイアン、「ZX5」のシャフトは60グラム台の標準採用カーボン「Diamana ZX for IRON」です。
奥嶋プロ 打ちますよ〜、おりゃ!