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ライター・ツルハラ　7番アイアンにしては、かなり飛距離が出ています。

奥嶋プロ　ほんとだ。なんだかうれしくなっちゃう（笑）。続けて「ZX7」も打ってみていいですか？

ライター・ツルハラ　いいですよ。「ZX7」も使用番手は7番アイアン、装着されているスチールシャフトは「ダイナミックゴールド DST」というオリジナル仕様です。では、どうぞ！

奥嶋プロ　あれ？ 「ZX7」もけっこう飛びますね。僕は最近、ヘッドスピードアップのトレーニングに取り組んでいるので、その効果かも！

ライター・ツルハラ　実をいうと、ZXシリーズのアイアンはアスリート向けにしてはロフトが立っています。「ZX5 アイアン」は7番でロフト角が31度、「ZX7 アイアン」は32度というストロングロフト設計です。

奥嶋プロ　マジか。ぬか喜びだった……。けれど、このアイアンはすごくいい！ 今年いちばんのアイアンかも。めちゃ気に入った！

ライター・ツルハラ　どのあたりが良かったですか？ 5と7のどっち？

奥嶋プロ　まず、「ZX5 アイアン」はフェースに弾き感があって、なんとなく打ってもまっすぐに飛ばせる寛容性があるモデル。やはりフェース素材と構造のおかげでボール初速がよく出るし、飛距離を稼げますね。

ライター・ツルハラ　国内男子ツアーでは、稲森佑貴プロが「ZX5 アイアン」を使用しています。このアイアンで2020年度のメジャー大会、日本オープンを制したんですよ。

奥嶋プロ　なんと！ でも、納得できますね。「ZX5 アイアン」はツアー選手にとっても武器になりそうな、やさしく飛ばせるアイアンです。でも、僕が気に入ったのは「ZX7」のほう。「ZX7」は、ハーフウェイダウンからフェース面がブレずに降りてきてくれる感覚。なので、めちゃ打ちやすい！

ライター・ツルハラ　それはヘッドのトゥ側に搭載されているタングステンの効果かも知れないですね。アスリートライクなハーフキャビティ「ZX7」でも、見た目よりは打ちやすい？

奥嶋プロ　おそらくヘッドの重心バランスがいいんでしょうね。スイング中にヘッドが変なふうに動かないから、フェース面や球筋をコントロールしやすい。打感もいいし、ソールの抜けもいい。そのうえちょっと飛ばせる。文句ナシにいいですよ。マジで欲しい！ たぶん、僕は買います（笑）

ライター・ツルハラ　今回のZXシリーズは、洋芝にも対応するソール形状に刷新されているそうですよ。飛びや操作性を含めて、2モデルともに現代的な性能のツアーアイアンに仕上げられています。ゴルファーによって好みはありますが、どちらを選んでも満足度は高いと思います！

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ダンロップ ゴルフィングワールド

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文／鶴原弘高