取り回しの良さは想像以上
もちろん単に室内空間が広いだけではない。SUVラインナップのSクラスを標榜するだけあって、GLSは乗り心地も絶品だ。
高剛性ボディにADS PLUS(アダプティブ・ダンピング・システム・プラス)を組み合わせた新開発のAIRMATICサスペンションを組み合わせたその走りは、普段は非常にソフトな感触で、鋭い突き上げも何事も無かったかのようにいなしてしまう。それでいてフワフワ落ち着かないわけではなく、ピタッとフラットな姿勢を保ったまま高速巡航が可能なのだから見事だ。
ステアリング操作に対する応答にも遅れ感などは皆無で、コーナーの連続する区間だって持て余すことはないし、街中でだって取り回し性は想像以上に良い。もしサイズに気後れしていたとしても、きっとすぐに慣れてしまうに違いない。
試乗した「メルセデス・ベンツ GLS 400d 4MATIC」のエンジンは直列6気筒3リッターのディーゼル ターボ。騒音、振動のレベルはきわめて低く、むしろ回り方はきわめてスムーズ。トルクも低回転域からたっぷり出ていて、多人数で乗っていても大きな荷物を載せていても、余裕のドライブを楽しめる。
もちろんレーダーセーフティパッケージも装備される。最新の運転支援システムが、疲労もリスクも軽減してくれる。
生まれ変わったGLSを試して、従来も定評あった見映えに快適性、そして走りっぷりを更に高いレベルへと押し上げる完成度に目をみはった。まさにメルセデス・ベンツのSUVラインナップの最高峰に相応しい1台の登場である。
撮影/郡大二郎 文/島下泰久 編集/iconic






