マトリクスLEDヘッドライトを装備
エクステリアは、大きなエアインレットを配したRS専用バンパーを備え、ブラックアウトされたグリルの下部には「quattro」のロゴが配されている。そしてボディ全幅をベースモデル比で15mm拡大したことで、ブリスターフェンダーがより強調されている。
インテリアはブラック基調で、フラットボトムデザインのステアリングや、ファインナッパレザーを用いた専用のスポーツシートなど、スポーティかつ上質なものだ。メーターパネルは、12.3インチのTFT液晶ディスプレイに様々な情報を表示できるアウディバーチャルコックピットを装備しており、RSモデル専用メニューとして、中央に回転計を配し、ギア、パワー&トルク、Gメーターなどのを表示することも可能だ。
スポーツモデルといえども、いまやADAS(先進運転支援システム)を搭載することは必須となってきた。RSモデルももちろん衝突被害軽減ブレーキやアダプティブクルーズコントロールなどを装備する。またLEDライトをいち早く採用してきたアウディらしく、対向車や先行車に直接当たるハイビームをカットし、それ以外を明るく照らすマトリクスLED ヘッドライトを標準装備する。街灯の少ない山間部などでは特に効果を発揮する。
パワートレインはRS5クーペと同一のものだ。ポルシェと共同開発した2.9リッターV6ツインターボエンジンを搭載。最高出力450ps、最大トルクは600Nmを発揮する。8速ティプトロニックトランスミッションを組み合わせ、駆動方式はもちろんクワトロフルタイム4WDシステムだ。