前期型からブレない証拠に最小限の変化でよしとした
そんな前提で、試乗車の「XC90 D5 R-デザイン」の外観を眺めてみると、マイナーチェンジの質がそもそも通常と違うことに気づく。前期モデルのR-デザインと外観でどこが変わったかといえば、バンパー下部の形状が前後とも多少。水平基調のグリルがグロスブラックになってさりげに押し出しを強めたこと。あとはルーフレールが黒くなったことぐらい。はっきりいって間違い探しレベルの分かりにくさだ。
とはいえこれは最大限の賛辞であって、変に化粧直ししないのは、それだけイニシャル状態のデザインが完成され自信がある証拠でもある。変化のための変化のような、惰性的なやっつけ仕事をしなかったことに、逆に好感がもてるのだ。
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