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そのデザインは何かに似せるとか、流行を採り入れるのではなく、「マツダのスタンダードSUVはこうあるべきだ」とマツダのデザインフィロソフィが大胆に表現されている。

内装も同様で、個人的に印象づけられたのはセンターコンソールの作り込み。SUVの本場である北米試乗では、この手のモデルが立派に見えるかどうかは、センターコンソールの幅をどれだけ確保できるか、そしてそこにカップフォルダーを横に2つ並べられるか、で判断される。CX-5はそのスペースを確保しただけでなく、コンソールを高くレイアウトし、アッパークラス感を十二分に表現している。

また、CX-3の紹介でも書いたが、一連のマツダ車はシートポジションに無理がない。シートに腰を下ろし、ペダルに足を乗せ、ステアリングに手を添えると、とても自然なポジションとなり快適である。それはクルマと一体となったかのような印象であり、疲れる、疲れないなんてレベルを遥かに超えた質感にあふれたものだ(もちろん疲れ知らず)。

熟成によってさらに極められたハンドリングは、きめ細やかさが存在しており、シートで感じた一体感をさらに高めてくれる。といっても、ハンドリングだけが突出しているわけではなく、サスペンションからボディ剛性まですべてが丁度いいところでバランスし、それがデザインにも通じている。

マツダ CX-5
8インチのセンターディスプレイやダイヤル式のコマンダーコントロールなどを備えた。インテリアは最新マツダモデルで共通の基本デザインに。

300万円以下で選べることを条件とすると、エンジンは2.0リッター(2WD)、2.5リッター(4WDのみ)ガソリンだけではなく、ボトムグレード(2WD)となるが2.2リッターディーゼルも選べる。

個人的には、ディーゼルユニットにMTが設定されたことに拍手喝采を送りたい。この手のモデルをMTで乗れるだけでも幸せなのに、MTで乗ると愉しさが増すディーゼルにあえてMTを組み合わせたマツダの英断に天晴れといった感すら覚える(販売台数は多くないだろうに…)。

ちなみに、オフロードにおける走行性能はボディクリアランスを生かして走るといったレベル。そもそも、このデザインに泥は似合わない気もするが…。

今回紹介した2車種は、それぞれに強烈とも言える個性があり、ここではそのキャラクターに焦点を当ててみた。しかし、互いに人気車種という面ではライバルとされるが、そのキャラクターは似ているようで似ていない。もし、比較しようとしている人がいるならば、自分が何を求めているのか、どんな走りをしたいのかを再考してみるといい。

そうそう、そんなキャラクターを含め、両モデルともに人気SUVとして選ばれる理由にはもちろん納得がいくが、同時に内容を考慮するとリーズナブルといった感もまたアドバンテージとしていることもお忘れなく。



文/吉田直志 編集/iconic

<p>ラインナップは2.5リッターを積むツーリング(286万円 写真)とプレミアム(308万円)、X-BREAK(297万円)、2リッター×モーターのハイブリッドであるアドバンス(315万7000円)となる。</p>

ラインナップは2.5リッターを積むツーリング(286万円 写真)とプレミアム(308万円)、X-BREAK(297万円)、2リッター×モーターのハイブリッドであるアドバンス(315万7000円)となる。

<p>ボディサイズは全長4625×全幅1815×全高1715mm(ツーリング)。スバルのデザインフィロソフィー“DYNAMIC×SOLID”に基づき、SUVらしいたくましさや、機能的で使いやすさが感じられる“モダンキュービックデザイン”を表現したという。</p>

ボディサイズは全長4625×全幅1815×全高1715mm(ツーリング)。スバルのデザインフィロソフィー“DYNAMIC×SOLID”に基づき、SUVらしいたくましさや、機能的で使いやすさが感じられる“モダンキュービックデザイン”を表現したという。

<p>X-BREAKでは専用の撥水性ファブリックを用いたシートを装着する。</p>

X-BREAKでは専用の撥水性ファブリックを用いたシートを装着する。

<p>後部シート。</p>

後部シート。

<p>ラゲージ容量は520リッター(アドバンスは509リッター)に。X-BREAKはドア内張りやラゲージにも撥水素材が用いられている。</p>

ラゲージ容量は520リッター(アドバンスは509リッター)に。X-BREAKはドア内張りやラゲージにも撥水素材が用いられている。

<p>先進装備やX-MODEセンターコンソール上部にはマルチファンクションディスプレイを配置する。</p>

先進装備やX-MODEセンターコンソール上部にはマルチファンクションディスプレイを配置する。

<p>センター部にはX-MODEのコントロールを配置。ドライブアシスト機能のSIドライブも装着されている。</p>

センター部にはX-MODEのコントロールを配置。ドライブアシスト機能のSIドライブも装着されている。

<p>ボディサイズは全長4175×全幅1775×全高1610mm。136ps/210Nmを発生する1.4リッター直4ターボエンジンを搭載し、価格は265万8960円。</p>

ボディサイズは全長4175×全幅1775×全高1610mm。136ps/210Nmを発生する1.4リッター直4ターボエンジンを搭載し、価格は265万8960円。

<p>車両制御システムのG-ベクタリングコントロールプラスを全グレードに標準装備。これはエンジン駆動トルクの変化で車両横方向と前後方向の加速度をコントロール、加えてブレーキによる車両姿勢安定化制御を行うことで安定性を向上させるもの。</p>

車両制御システムのG-ベクタリングコントロールプラスを全グレードに標準装備。これはエンジン駆動トルクの変化で車両横方向と前後方向の加速度をコントロール、加えてブレーキによる車両姿勢安定化制御を行うことで安定性を向上させるもの。

<p>フロントシートは体幹をしっかりと支え、安定感と快適性を高めた仕立てに。リアシートにもリクライニング機能を備えている。</p>

フロントシートは体幹をしっかりと支え、安定感と快適性を高めた仕立てに。リアシートにもリクライニング機能を備えている。

<p>ラゲージ容量は通常505リッターとなる。電動パワーゲートも一部グレードに標準採用とされた。</p>

ラゲージ容量は通常505リッターとなる。電動パワーゲートも一部グレードに標準採用とされた。

<p>6ATに加え6MTもラインナップ。写真は上質な装備を内外装に施した、最上級モデルとなる特別仕様のXDエクスクルーシブモード。</p>

6ATに加え6MTもラインナップ。写真は上質な装備を内外装に施した、最上級モデルとなる特別仕様のXDエクスクルーシブモード。

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