>> この記事の先頭に戻る

エンジンはガソリン2.5リッターと、ガソリン2.0リッターにモーターアシストをプラスしたハイブリッドユニットe-BOXERを設定しているが、300万円以下で手に入れられるのは2.5リッターに限られ、ベーシックグレードTouringとアクティブテイストをデザインしたX-BREAKのみとなる。

ベーシックグレードと聞くと装備に不足があるのか…、と思われるかもしれないが、そうではない、いや、むしろそこまで装備しているのか?と驚かされるのが、スバルのグレード展開だ。そのTouringであっても、スバルの運転支援システムであるアイサイトは標準装備だし、フロントだけではなくリアにまでヒーターを備えたシートはファブリックと合成皮革のコンビタイプで、シルバーのステッチ入り。ヘッドランプの光源はLEDとなっているし、左右独立温度調整式フルオートエアコン、アルミホイールも標準としている。そう、チープさは全くと言っていいほどに見当たらない。

X-BREAKは内外装の加飾のほか、シート地が撥水タイプになり、専用アルミホイールを採用するなど、まさにアクティブに乗りたい人向けの仕立てとなっている。そのほか、Touringでも大型サンルーフを組み合わせ可能なこと、フロントパワーシートを選択できること、さらにはイマドキの装備であるパワーリアゲートも同様にオプションで設定されているのだ。ボトムグレードであっても、人気装備をプラスできる、まさにうれしい装備構成となっている。

スバル フォレスター
X-BREAKは内外装にオレンジのアクセント、アウトドアをイメージした装備を充実させた。全モデルにAWDと呼ばれる4WDを装着、トランスミッションはCVTのリニアトロニックを採用する。

走りは、スバルらしいスポーティをベースに、SUVたるゆったりとした乗り心地を上手くプラスしている。2.5リッターエンジンは、排気量分のゆとりがあり、個人的にはハイブリッドのe-BOXERよりもフォレスターのキャラクターに見合っていて好印象だ。

ラフロードの性能は、乗用車ベースのSUVとしては珍しい220mmも確保された最低地上高により優位さをアピールし、X-MODEと呼ばれる走破性を高める専用制御モードも備えている。しかし、本格的クロカンモデルが難なくクリアしていく凹凸の大きなモーグル地形では路面からタイヤが浮かせてしまうなど、届かぬところがあるのも事実。この手のモデルにしてはなかなか走るな、そんな程度に捉えておくといい。

もちろん、ボディクリアランスが大きく影響しないスノードライブでは、スバルAWD技術がハンドリングと安定性をハイバランス。ドライ路面と変わらぬ、いや、それ以上にドライビングを愉しませてくれる。

<p>ラインナップは2.5リッターを積むツーリング(286万円 写真)とプレミアム(308万円)、X-BREAK(297万円)、2リッター×モーターのハイブリッドであるアドバンス(315万7000円)となる。</p>

ラインナップは2.5リッターを積むツーリング(286万円 写真)とプレミアム(308万円)、X-BREAK(297万円)、2リッター×モーターのハイブリッドであるアドバンス(315万7000円)となる。

<p>ボディサイズは全長4625×全幅1815×全高1715mm(ツーリング)。スバルのデザインフィロソフィー“DYNAMIC×SOLID”に基づき、SUVらしいたくましさや、機能的で使いやすさが感じられる“モダンキュービックデザイン”を表現したという。</p>

ボディサイズは全長4625×全幅1815×全高1715mm(ツーリング)。スバルのデザインフィロソフィー“DYNAMIC×SOLID”に基づき、SUVらしいたくましさや、機能的で使いやすさが感じられる“モダンキュービックデザイン”を表現したという。

<p>X-BREAKでは専用の撥水性ファブリックを用いたシートを装着する。</p>

X-BREAKでは専用の撥水性ファブリックを用いたシートを装着する。

<p>後部シート。</p>

後部シート。

<p>ラゲージ容量は520リッター(アドバンスは509リッター)に。X-BREAKはドア内張りやラゲージにも撥水素材が用いられている。</p>

ラゲージ容量は520リッター(アドバンスは509リッター)に。X-BREAKはドア内張りやラゲージにも撥水素材が用いられている。

<p>先進装備やX-MODEセンターコンソール上部にはマルチファンクションディスプレイを配置する。</p>

先進装備やX-MODEセンターコンソール上部にはマルチファンクションディスプレイを配置する。

<p>センター部にはX-MODEのコントロールを配置。ドライブアシスト機能のSIドライブも装着されている。</p>

センター部にはX-MODEのコントロールを配置。ドライブアシスト機能のSIドライブも装着されている。

<p>ボディサイズは全長4175×全幅1775×全高1610mm。136ps/210Nmを発生する1.4リッター直4ターボエンジンを搭載し、価格は265万8960円。</p>

ボディサイズは全長4175×全幅1775×全高1610mm。136ps/210Nmを発生する1.4リッター直4ターボエンジンを搭載し、価格は265万8960円。

<p>車両制御システムのG-ベクタリングコントロールプラスを全グレードに標準装備。これはエンジン駆動トルクの変化で車両横方向と前後方向の加速度をコントロール、加えてブレーキによる車両姿勢安定化制御を行うことで安定性を向上させるもの。</p>

車両制御システムのG-ベクタリングコントロールプラスを全グレードに標準装備。これはエンジン駆動トルクの変化で車両横方向と前後方向の加速度をコントロール、加えてブレーキによる車両姿勢安定化制御を行うことで安定性を向上させるもの。

<p>フロントシートは体幹をしっかりと支え、安定感と快適性を高めた仕立てに。リアシートにもリクライニング機能を備えている。</p>

フロントシートは体幹をしっかりと支え、安定感と快適性を高めた仕立てに。リアシートにもリクライニング機能を備えている。

<p>ラゲージ容量は通常505リッターとなる。電動パワーゲートも一部グレードに標準採用とされた。</p>

ラゲージ容量は通常505リッターとなる。電動パワーゲートも一部グレードに標準採用とされた。

<p>6ATに加え6MTもラインナップ。写真は上質な装備を内外装に施した、最上級モデルとなる特別仕様のXDエクスクルーシブモード。</p>

6ATに加え6MTもラインナップ。写真は上質な装備を内外装に施した、最上級モデルとなる特別仕様のXDエクスクルーシブモード。

  1. 2
3
LINE
SmartNews
ビジネスの装いルール完全BOOK
星のや
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • LINE
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • LINE
pagetop