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ライター・ツルハラ　サブゼロの歴代モデルは、かなりスピン量が少ないですよね。この最新モデルには新開発されたフラッシュフェースが採用されていて、ボール初速を出しやすいのも魅力。ただし、金属的な打音がして、僕は少しうるさく感じてしまうんですよねぇ。僕はテーラーメイドの「M5 ドライバー」を推します！

奥嶋プロ　「M5」と「M6」も低スピン系のドライバーです。PGAツアープロが多数使用していて、契約外のプロまでもが使用していることからも、ハードヒットに対応した性能であることが分かります。移動式ウェイトによる弾道調整機能を重視するなら「M5 ドライバー」、シンプルな使いやすさとコストバリューを優先するなら「M6 ドライバー」という選び方でいいと思います。

ライター・ツルハラ　あとは、ピンの「G410 LST　ドライバー」もリストからは外せません。ミスに対する高い許容性を持ちながら、低スピン弾道を打ちやすい！

奥嶋プロ　異論はありません（笑）。こうやって見てみると、ハードヒッター向けドライバーは外ブラが強し！ ですね。

ライター・ツルハラ　国内メーカーのモデルは、日本の平均的なアマチュアゴルファーのヘッドスピードに合わせて開発されているものがほとんど。逆に言うと、ヘッドスピード43m/s以下のスライサーが使うと良い結果が得られるドライバーは、国内メーカーのほうが上手に作っていると思います。それはそうと、奥嶋プロが持っているそのドライバーは？

奥嶋プロ　これは「エピック フラッシュ サブゼロ トリプルダイヤモンド」という限定モデルです。最近、気に入って使っているんですよ。フフフ。

ライター・ツルハラ　キャロウェイのオンラインストアで限定発売されていたツアーモデルですよね。石川遼プロが使っているモデルとしても話題になりました。残念ながら、すでに完売しているようですが、どのあたりが気に入っています？

奥嶋プロ　ヘッド体積が445ccと小ぶりになっていて振り抜きやすく、引っ掛けづらいのが特徴です。球が強くて、いかにも男子プロが好みそうなドライバー性能ですね。

ライター・ツルハラ　ヘッドスピード50m/sで振れる人のためのスペシャルモデルという感じ。僕のようなアマチュアにはツラそうです（笑）

奥嶋プロ　今回紹介したような低スピン系のドライバーは、もともと球が上がりすぎて困っている人が使うと飛ばせるモデルです。球が低めの人やヘッドスピードが遅めの人が使うと、低スピンになりすぎて球がドロップしてしまい、結果的に飛ばせないこともあります。そこは注意してほしいです。

ライター・ツルハラ　有名ツアープロが使っているからといって、自分が使っても飛ばせるとは限らないですもんね。

奥嶋プロ　そうなんです。自分のヘッドスピード、スイングタイプ、持ち球を考慮して、自分のポテンシャルをいかしてくれるドライバーを選んでほしいです。一度、信頼できるお店でクラブフィッティングを受けてみるのもいいと思いますよ。

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文／鶴原弘高