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渋滞の多い京都の旅で役立つeバイクという相棒

サイクリング

体力を十分残して京都南ICに到着。渋滞を我慢しつつ京都の中心地を目指し、駐車場に停めてヴェクトロンを下ろす。先に試乗をしておいたので不安もない。

ヴェクトロンの操作は簡単。フロント変速は右手、リア変速は左手で行い、モーターのアシスト量はハンドル横についたコントローラーで切り替える。

早速京都市内をヴェクトロンで移動する。モーターの違和感はあっという間になくなり、初めは恐怖から「最大アシストは不要」と思ったが、慣れてくるとそっちがメインになる。坂道、発 進、長距離移動と様々なシーンでありがたみを感じる。疲労を考えないですむ分、いつもより風景がよく目に入ってくる。クルマでは入れない小道にも入れるため、クルマ移動メインで京都に遊びに行く人にはかなり刺激的だ。

祇園エリアの小道を回ったあと、西方向へ走り出し、京都御所、二条城を経て嵐山方向を目指す。遠回りで2時間ほどかかったが、まっすぐ行けば八坂神社→嵐山まででも40分ほどで辿り着けそうだ。体力的には問題ない。

結局一度も充電することなく一日走り回り、無事帰着。電池残量を確認するとなんと半分近く残っていた。素晴らしい。距離にすると35kmほど走ったようだ。もちろん、渋滞を極力回避できたからこれだけ移動できたのだろう。遊びとしては十分な収穫だったと満足して東京へ戻る。

健康的でエコで楽しいeバイク。これはもっと普及するだろうなと一日の遊びを振り返ってみる。ちなみに電動アシストのお陰で足の疲労はほとんどなかったが、腕の疲労度はハンパじゃなかった。やっぱり体力が必要な遊びであることを最後に付け加えておく。

【This Month’s location】

ターン ヴェクトロン S10

デザイン、性能から高い人気を誇るターンブランドが発売する電動アシスト付き折り畳み自転車である「ヴェクトロン」。1回の充電時間は1時間で約50%、フル充電は2.5時間。ハンドルやサドルの位置調整も可能で147〜195cmの身長に対応。折り畳み方法も非常に簡単で、慣れれば20秒ほどで行える。ディスクブレーキ、10段ギアなど基本性能も高い。価格29万8000円(アキボウ)

[MEN’S EX 2019年11月号の記事を再構成]
撮影/河野敦樹 文/岡崎五朗 構成/iconic

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