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Raiatea/ライアテア
すべてはここから。トライアングルの原点

ポリネシアン信仰で最も重要とされる「タプタプアテアのマラエ」
ポリネシアン信仰で最も重要とされる「タプタプアテアのマラエ」。石を敷き詰めた段上に「アフ」と呼ぶ祭壇を設ける。

南太平洋の楽園タヒチ。正式名称はフランス領ポリネシア。118の島々からなり、水上コテージの最高級リゾートがあるボラボラ島などが有名だが文化的側面で見ると最も重要なのがライアテア島。イースター島やハワイ、ニュージーランドへと、トライアングルに散らばった者たちが伝えてきたのが「ハヴァイイ」。「死者が還る場所」を指す言葉で、ライアテアこそが彼らのハヴァイイであり、宗教の中心とみられている。

ポリネシアで最も聖なる場所がある。それが島の南東タプタプアテアにあるマラエ(祭祀場・上の写真 )。16世紀頃のものとされる史跡で2017年フランス領ポリネシア初の世界文化遺産に登録された。

世界遺産登録にはある日本人の存在がある。それがホノルルのビショップ博物館の研究員だった篠遠喜彦氏で発掘調査に尽力。ポリネシアに広がる人類の軌跡を学術的に解明、登録を見届けるかのように2017年逝去。その功績は実に大きい。

毎年、同地のマラエにはニュージーランド、ハワイ、サモア、バヌアツなど南太平洋にちらばる国々から部族長たちが集い祖先への祈りをささげる。ポリネシアン・トライアングルをめぐる人類の旅は今も続き、終わらない。

リゾート開発がほぼされていないライアテア
タヒチ島から空路約45分。リゾート開発がほぼされていないライアテア。素朴さと生命力ある風景が美しい。
ライアテアの史跡・文化を知るなら「ポリネシアン・エスケープ」のガイドツアー
ライアテアの史跡・文化を知るなら「ポリネシアン・エスケープ http://www.polynesianescape.com/」のガイドツアーがお薦め。創設者タヒアリ氏はポリネシアの伝統の継承者として知られる。
(以上写真すべて)photos:Tahiti Tourisme

フランス風バカンスを満喫する
海沿いのリゾート

オポア・ビーチホテル

【オポア・ビーチホテル】
タプタプアテアのマラエにも近い家族経営のプチリゾート。白亜のバンガローは9室。潮風が抜けるハンモック、テラスなどを備え、バカンス気分を盛り上げてくれる。レストランではオーナーマダムが作る家庭的なフレンチをコースで。新鮮な海鮮、フルーツ、ライアテアのお隣タハア島の名産バニラを使ったメニューなどローカル色豊かだ。

Data
住所:BP919-Uturoa 98735 Raiatea
TEL:+689-40-600-510
http://www.opoabeach.com/
ガーデンバンガロー1泊?249〜

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