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Easter Island/イースター島
モアイの伝説を求め4000キロの海を渡る

15体のモアイ像が並ぶ最大級の史跡「アフ・トンガリキ」
photo:AFLO
15体のモアイ像が並ぶ最大級の史跡「アフ・トンガリキ」。後光のように朝日が差す。モアイの多くは海岸線に位置し村を守るため海を背にする。

島で生まれた者は誇りをこめて「ラパヌイ」と呼ぶ。古代ポリネシアの言葉で「広い大地」という意味だ。

イースター島はモアイ像で知られる秘境。タヒチ・マルケサス諸島からカヌーで移動してきた伝承が残されている。その距離およそ4000キロ。彼らは自然の豊穣を乞うためアフと呼ばれる神殿を築き、やがて神聖の象徴としてモアイを作る。個性あるモアイ像が残るが、数十トンにおよぶモアイ像をどのように運んだかは今でも謎。人口増、モアイ製造のための樹木伐採で水、食糧難に陥り、ついに部族戦争が起きラパヌイは壊滅したと考えられている。限られた資源を破壊し、自然環境サイクルを狂わせた彼らの滅亡は現代への警鐘のようでもある。

島の人々は今もモアイには聖なる力「マナ」が宿り、自分たちを守っていると信じている。そして水平線の先、遠くタヒチが自分たちのルーツであるということも。かつての文明は滅びてしまったがラパヌイの人たちの心には自分たちのアイデンティティへの誇りが根付いている。

西南端にある火山クレーター「ラノ・カウ」
photo:ExploraR
西南端にある火山クレーター「ラノ・カウ」。鳥人信仰儀式の聖地でもある。
先住民
photo:AFLO
150年前に持ち出され現在は英国博物館に展示されるモアイ1体の返還を現在、先住民たちが求めている。「島に戻るべき存在」とガイドがつぶやいたのが印象深い。

エクスクルーシヴな体験が秀逸
至高のサスティナブルリゾート

エクスプローラ・ラパヌイ
photo:ExploraR

【エクスプローラ・ラパヌイ】
イースター島随一のハイエンドリゾート。オールインクルーシヴ制で経験豊富な専任ガイドによるモアイ見学、トレッキングなどフィールドアクティビティが含まれる。環境保護に積極的で南米では初となるエコ認証制度LEED(Leadership in Energy and Environmental Design)に認定。島の食材を使用したグルメ料理も定評あり。

Data
住所:Te Miro Oone S/N, Hanga Roa, Chile
TEL:+56-2-2395-2800
https://www.explora.com/easter-island-chile/
ダブルルーム3泊で1人につきUS$2,226〜

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