香港に数日滞在するなら是非オーダーしてみたい、「アスコット チャン」のシャツ
アスコット チャンのシャツ、香港のお店には膨大な襟型や生地のバンチからオーダーすることができる。シャツの工場も香港にあり、3代目であるジャスティン氏のおじいさんがはじめた当初からの品質を保てるよう心がけてきた。ジャスティン氏いわく、アスコット チャンのシャツの象徴は「1インチに、21ステッチという細かな運針と、正確な柄合せ」だ。
シャツの肩と袖の柄がきちんと合わせる、袖のプラケット部分も柄を合わせる、これらはシャツ作りの基本中の基本かもしれないが、そういった基本的なことにも手を抜かないよう、きちんと気を使っている。ボタンホールやモノグラムのイニシャル刺繍など、手縫いの箇所も丁寧に行う。
「香港は出張などの旅行者も多いので、短期滞在のお客様のオーダーも、なるべくクイックに出来るように心がけています。最初にフィッティングをして、そのあと5日で完成できるようにしていますが、滞在期間が3日しかないなどでどうしてももっと早くしてほしい!という場合には、相談してもらえれば最短で採寸からフィッティングまで48時間で仕上げられるように努力しています」とのこと。
実は私も昨年、こちら香港の店舗でシャツをオーダーした経験がある。
その際も滞在は3-4日と短かったが、クイックに採寸して数日で仕上げてもらい、ファーストフィッティングを香港滞在中に行うことができた。そのときは、肩周りなど少しサイジングに微調整が必要で、後日、香港で最終調整をしてもらった後、日本に送ってもらった。このように、受け取りが香港滞在中に間に合わない場合には、送料を払えば後日、完成品を日本に郵送してもらうこともできるというのも忙しいビジネスマンにはありがたい。
また工場内には、すべてのカスタマーの型紙やディテールのデータが細かく保管してあるので、一回オーダーしたら、次作るときは生地だけ選べばOKというのも嬉しい。何かディテールを変更したい場合には保管しているデータも変更。毎回同じシャツを作れるように努力しているそうだ。