ランチは若鶏の半身揚げをペロリと平らげる
昼に到着してしまったので、さすがにチェックインにはまだ早い。荷物を預け、小樽でランチを楽しもう。駅前にまた戻ることになるが、身軽になれば坂道もなんのその。いざ、「なると本店」へ。ここは若鶏の半身揚げが有名で、小樽には数店あるがせっかくなら本店で食べるべし。
平日で昼を少し外れた時間ということもあり、すんなり入店できた。オーダーが決まったらレジで先に会計をする。半身揚げと生ビール。面倒なのでビールは2杯分を払い、途中で声をかけたタイミングでもう1杯を出してもらうことにした。空いているから対処してくれたのだろう。
迫力満点の半身揚げが到着。きつね色に輝いている。見るからに皮がパリパリだ。まずは手羽先の部分をくるりとねじって、剥がす。かぶりつくと皮のサクッとした歯触り、その下には脂がしたたるジューシーな肉。塩気がしっかりと効いているから、ビールを飲まずにいられない。スルリと身と骨が離れる。
お次はモモ肉。プリッとした肉質は手羽先とは異なる。よく動かす筋肉だから弾力があり、歯ごたえがいい。相変わらず皮はパリパリだ。気づくとビールを忘れるほど夢中に。
「お代わりビールいらなかったなあ」と思いつつ、もう支払いは済ませてあるので、とりあえず持ってきてもらう。格闘すること15分。すっかり胃の腑に収まった。