長谷川さんの体形にフィットしつつ、今の気分も漂う
齋藤「腕をどこまで細くできるかと、前肩に馴染ませるのに工夫しました」
長谷川「肩が合わないことが多いのに、これは見事にぴったりと収まっています」
フィット感やバランスには長谷川さんも大満足。齋藤さんを信頼する長谷川さんが、オーダー時に全体像を齋藤さんにお任せしていたのは、やはり正解だったわけだ。
長谷川「着てみたら、生地の厚みを感じさせません。とても身体にフィットしています。これなら着心地がいいので、飲みに行ったときに酔っても脱いだりしなさそうです(笑)」
完成品を使った長谷川さん流コーディネイト
長谷川さんに完成したジャケットを使ってコーディネイトをお願いしてみた。「ロックンローラーの正装」をイメージしたというのがこちら。
今回仕立てたジャケットが英国風といっても、クラシック一辺倒ではなく、魅力ある一着に仕上がったのは二人のアイデアの賜物。「意外とロックな人」と周囲から評される長谷川さんらしい遊び心や、いまの気分を巧みに織り交ぜた齋藤さんの手腕はさすがだ。 ここで完成品のディテールを紹介してみたい。