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リフトアッシュの看板

英国研修の狙いは?

「今回はエドワード グリーンと、トリッカーズの工場に行ってきました。前者の工場では女性と男性の作業が完全に分業されていました。靴の中のモデル名を書くのは女性、力仕事は男性といった分業です。生産現場は工業製品のように、ライン化されています。一方、通常の製造ラインのほかに、ドーバーなど、スキンステッチを要する特別なモデルだけを手掛ける部屋もあり、そちらでは、昔ながらの靴づくりの雰囲気も感じられました」

社員研修の様子
社員研修の様子

長谷川さんが見学に出かけた一番の目的は、トゥやかかとの焦がし処理(一部を特に濃くする色付け)の技術を解明することにあった。実際に目にしたのは黒に近いこげ茶を塗って、馬の毛のブラシでバフがけをするという仕上げの技。自身の予想が正しかったと裏付けられたことも、研修の収穫だったそうだ。

また、製造過程を知り、リペア技術に生かしたいとの思いも長谷川さんにはあったという。「どのように靴ができるのかを知らなければ、正しく修理はできません。そのために、製造過程を知りたかったのです」

ロンドンのジョンロブで作ったビスポーク。

ロンドンのジョンロブで作ったビスポーク。

お客さまからいただいたという15年物のエラスティックのエドワード グリーン。

お客さまからいただいたという15年物のエラスティックのエドワード グリーン。

長く愛用しているのがこちら。ロイド フットウェア別注のエドワード グリーン。

長く愛用しているのがこちら。ロイド フットウェア別注のエドワード グリーン。

靴はカールフロイデンベルグのカーフを使用したビスポークで、2017年5月に納品された。この一足を、長谷川さんはロンドンの靴磨き世界大会で着用。スーツ/タリアート、シャツ/フェアファクス、ネクタイ/エトロ、靴/マーキス。

靴はカールフロイデンベルグのカーフを使用したビスポークで、2017年5月に納品された。この一足を、長谷川さんはロンドンの靴磨き世界大会で着用。スーツ/タリアート、シャツ/フェアファクス、ネクタイ/エトロ、靴/マーキス。

赤いソックスでさりげなく遊び心を演出しているのにご注目あれ。

赤いソックスでさりげなく遊び心を演出しているのにご注目あれ。

化粧品のパッケージのようなブリフトアッシュ オリジナルのシュークリーム。

化粧品のパッケージのようなブリフトアッシュ オリジナルのシュークリーム。

こちらもショップオリジナル。シューケアの基本であるブラシ。

こちらもショップオリジナル。シューケアの基本であるブラシ。

店内にさりげなく置かれた本からも、長谷川さんの人柄が伝わる。

店内にさりげなく置かれた本からも、長谷川さんの人柄が伝わる。

ユーズド品を店内にて販売中。愛好家が集う店だけあって、名品が揃う。

ユーズド品を店内にて販売中。愛好家が集う店だけあって、名品が揃う。

2017年、長谷川さんがロンドンで行われた靴磨き世界大会で優勝した時の賞状が店内に飾られている。

2017年、長谷川さんがロンドンで行われた靴磨き世界大会で優勝した時の賞状が店内に飾られている。

バーカウンター越しに長谷川さんの名人芸を見るのが、通に至福のひとときなのだ。

バーカウンター越しに長谷川さんの名人芸を見るのが、通に至福のひとときなのだ。

キィウイのシューポリッシュも飾られている。シューケアブランドの基本といえば、今も昔もこれだ。

キィウイのシューポリッシュも飾られている。シューケアブランドの基本といえば、今も昔もこれだ。

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