西島秀俊さんに、ショー後の感想をスペシャルインタビュー!
M.E.: ご自身でご覧になるのは2回目になりますが、今回のジョルジオ アルマーニのショーの感想は——?
西島: 前回(2018年1月開催のコレクション)よりもかなりリラックスした服。素材が本当に上質で柔らかで気持ちよさそうな素材が印象的。実際にモデルが歩いている姿も見られて良かったです。実際に、触れたり、着てみたいと思う服がたくさんありました。
M.E.: 2019春夏コレクションで、印象に残った素材や色柄は——?
西島: グレーのセットアップで、ダブルでスマートなもの。柔らかで気持ちよさそうなもの。ネイビーの服を着たアジア系のモデルの方も多かったのも印象的でした。
M.E.: 何か、新しい発見はありましたか?
西島: 常に新しい素材感を取り入れる感じと、貫かれた美学を感じられるのが面白いですね。
M.E.: ジョルジオ アルマーニの服を着るようになって、装いに対する意識の変化は?
西島: 今はMTMの服を着ているが、作っていく過程で素材をどうしよう、肩をどうしよう、と相談しながらしていく中で、なるほど、実はここがこの服の一番の肝なんだ、だからこういうラインでこういう印象なんだ……と、細かなディテールで服が成り立っていることをちょっとずつ理解していける楽しさがあります。今日自分が着た服は、スリーピースで黒いスーツ。3ピースだからネクタイを少し短めにしてあるとか、誰も分からないかもしれない細かなディテールも楽しんでいます。
M.E.: この先、ご自身のファッションはどう変化していきますか?
西島: 個人的には、黒やグレーが好きで、その世界をつきつめていきたい。けれどアルマーニの世界を知ってみると、もっと広くて、自由な世界が広がっているというのをショーでも体感し、それを肌で感じている。なので、自分も何かチャンスがあったらそういった新しい世界を広げていく楽しさもあるかな、と感じています。