今月の買い足し
ダッフルコートで英国&ミリタリーテイストを加味
1980年代に人気を博したダッフルコートが今年リバイバル。懐かしい雰囲気のアイテムだけに、どう着こなせば”今”に見えるかが気になるところ。
さて中村さんの提案は?
GRENFELL / グレンフェル
素材や細部をアレンジしたビームス別注ダッフル
定番モデル「ベイカー」をビームス流にアレンジした別注ダッフルコート。内側がグリーンのダブルフェイス生地を採用し、シルエットのバランスやスロートタブの形状などを変更しているのがポイントだ。ゆとりのある身頃と、膝まである着丈がクラシックな佇まいだが、生地は大変軽やかで、着心地の重苦しさはナシ。
去年までの定番スタイル
冬はもっぱら紺のステンカラーやチェスターコートという方も多いはず。同じ紺でも、より新鮮に見せるなら…
ボリューム感が魅力のダッフルで冬を新鮮に
M.E. ダッフルコートというと、何だか懐かしい印象ですよね。
中村 そうですね。’80年代にフレンチトラッドというスタイルが流行しましたが、その時以来のブームです。実は数年前から欧州の服飾業界人たちの間で密かな人気の高まりを見せていたのですが、今年はそれが本格化し、各コートブランドが一斉に提案しています。
M.E. クラシック回帰・英国回帰の流れも背景にあるのですか?
中村 はい。それとシルエットの変化もありますね。スリム一辺倒だった数年前から、今はゆとりをもたせたシルエットが主流になりつつありますが、そこでボリュームのあるダッフルコートが再注目されているというわけです。とはいえ、昔のままのシルエットというわけではなく、袖をスリムにするなど今のバランスにアップデートされているのがポイントですね。
M.E. 懐古的に見えない着方は?
中村 あまりガチッと英国的に固めず、テイストを程よくミックスすることでしょうか。以下の具体例も参考にしてみてください。