東京の玄関口、東京駅と共に100年の歴史を歩んできた「東京ステーションホテル」。”リビング・ヘリテージ”を掲げる通り、100年以上前に建てられた東京駅丸の内駅舎の赤レンガ壁などの一部をそのままに残した佇まいの素晴らしさは、外観だけでなく内観を見てこそ、実感できる。
とりわけオススメな空間は、駅舎4階の屋根裏的空間に位置する「アトリウム」だ。最大天井高9m、400㎡を超えるスペースには、三角屋根から朝は自然光がさんさんと降り注ぐ。基本的にここは宿泊者専用の朝食用ラウンジとして使われており、ゲストは入ることが出来ないのだが、年に何回か、「宿泊者でなくてもアトリウムで朝食が食べられる日」が催されているのを、ご存知だろうか。
実はここの朝食、「あの朝食を食べるために、東京ステーションホテルに泊まりたい」というゲストも数多くいるという。その理由を探るべく、MEO編集長・平澤が”朝食体験”してきた。