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実はヒントはすでに示されている。2017年の東京モーターショーに出品されたConcept-愛i RIDEだ。全幅を1300mmに抑え、ガルウイングドアを採用することで、車椅子ユーザーが1台分の駐車枠内で余裕で乗り降りできるよう考えられた小型EVは、十分にその役目を担える可能性がある。

大会スタッフ用には”立ち乗り型モビリティ”や、i-ROADなどの小型モビリティを提供ともある。トヨタの立ち乗り型モビリティと言えば、2016年には公道実証実験も行なわれたウイングレット、そして2017年の東京モーターショーで発表されたConcept-i愛WALKなどが思い浮かぶが、敢えてそれらの名が使われていないということは、ここでも何か別の提案があるのかもしれない。

サステナ

これら実際に使われるもののほかに、臨海副都心地区、羽田地区の特定エリアでの自動運転(SAEレベル4相当)の実証実験やデモンストレーション、AIによるエージェント機能を備えたTOYOTA Concept-愛iのデモンストレーション走行が行なわれる。また、大会公式車両以外にも、SAEレベル2相当の、高速道路や自動車専用道路での一部自動走行を可能とする車両の導入も行なわれるという。
デモンストレーションについては、見せるだけなのか、実際に試すことができるようになるのかなど、詳細はまだ不明。しかしながら、未来のモビリティへの道筋を世界に向けて示す、絶好の機会になるはずだ。

以上は言ってみれば、新たなかたちの移動のあり方の提案。テーマとしては「すべての人に移動の自由を(Mobility For All)」を掲げられている。そして、もうひとつの軸となるのが「水素社会の実現を核としたサステナビリティ(環境・安全)」というテーマである。

トヨタは東京2020に、3千台以上の大会公式車両を提供する。それを通じて「環境負荷の低減や、最新の安全および自動運転技術による交通事故の低減に寄与したい」という。

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