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新しくなっても初代の志は変わらず

新型ジムニー

ここで疑問に思うのが、本物とイマドキの姿をどうやってバランスさせたのか、ということだ。重要なのは、本物を作り上げるのに不可欠なハードウェアを採用しながら、広く一般に求められる性能と装備を組み合わせたことにある。

ジムニーのメカニズム(写真2枚)

たとえば、ラダーフレーム構造の形状は従来モデルを踏襲しながら、そこに新たな補強としてクロスメンバーを加えた。サスペンションも形式(表記方法)はオフロード走破性に有利とされる左右輪を直接繋いだリジッド式のままとしながら、オンロードにおける直進性や快適性を高めるためのチューニングを施している。オフロードや雪道で期待される4WDシステムも、ドライバーが2WDと4WDを切り替えるパートタイム式を踏襲するが、新たな制御を加えることで、従来モデル以上に悪路走破性を高めている。

ジムニーの伝統といえるラダーフレーム構造を採用。ボディがどんなに衝撃を受けて変形しても、フレームが歪むことなく走行を可能とする本格4WDの証だ。

ジムニーの伝統といえるラダーフレーム構造を採用。ボディがどんなに衝撃を受けて変形しても、フレームが歪むことなく走行を可能とする本格4WDの証だ。

サスペンションは3リンクリジッドアクスル式を採用。もっと快適なサスペンション形式は存在するが、ジムニー本来の走破性を追求するうえで選ばれたものだ。

サスペンションは3リンクリジッドアクスル式を採用。もっと快適なサスペンション形式は存在するが、ジムニー本来の走破性を追求するうえで選ばれたものだ。

インテリアもシンプルそのもの。水平基調のデザインは悪路を走った際に、車両が水平かどうかなど、車両姿勢を把握するためのものだ。余計な装飾はないのが好印象。

インテリアもシンプルそのもの。水平基調のデザインは悪路を走った際に、車両が水平かどうかなど、車両姿勢を把握するためのものだ。余計な装飾はないのが好印象。

フロントシートはなんと10mmという細かいピッチでシートスライドが可能。これもどんな体型の人が座ってもベストなポジションが取れるようにと、実用性を重視しているから。後席にはシートリクライニング機構を備える。

フロントシートはなんと10mmという細かいピッチでシートスライドが可能。これもどんな体型の人が座ってもベストなポジションが取れるようにと、実用性を重視しているから。後席にはシートリクライニング機構を備える。

スクエアなラゲッジ形状は、一切の出っ張りがなく、荷物がスムーズに野乗せられる。フラットフロアも道具を積むには大切な要素だ。

スクエアなラゲッジ形状は、一切の出っ張りがなく、荷物がスムーズに野乗せられる。フラットフロアも道具を積むには大切な要素だ。

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