最先端のエコ性能を持つSUV3台
メルセデス・ベンツ GLCクーペ
クーペデザインで差別化。PHVの設定もあり(写真4枚)
メルセデス・ベンツにおける基幹車種である「Cクラス」。これをベースにSUV化したのが「GLC」である。
ボディサイズはベースのCクラスよりも全幅などが拡大され、堂々としたSUVとしての存在感を誇る。
ユニークなのはSUVモデルだけでなく、クーペモデルを設定していることだ。カテゴリーとしてはこちらもSUVに入るが、180mmにアップさせた最低地上高(グレードにより異なる)とスタイリッシュなクーペフォルムの組み合わせは”箱型”のSUVに慣れてしまっている人にはとても新鮮だろう。
エコ性能に関しては2リッターの直噴ガソリンエンジンのほか、2.2リッターのクリーンディーゼル、そして同社が提案する「EQ Power」に基づくPHV(プラグインハイブリッド車)をラインナップする。
特にPHVは2リッターの直4ターボエンジンに高出力モーターを組み合わせることでシステム全体としての出力は235kW(320ps)、最大トルクにおいては560N・m(57.1kg-m)という驚異的なスペックを誇りながらJC08モード燃費はリッター13.9kmをマークする。
SUVに興味はあるが、実用性を保ちながら他人とは違うアピールをしたい人にもオススメである。
文/高山正寛 構成/iconic