最先端のエコ性能を持つSUV3台
マツダ CX-5
クリーンディーゼルだけでなくガソリン車にもエコ技術を追加(写真5枚)
初代モデルがグローバルで大ヒットしたミドルクラスSUVがCX-5。2代目は2016年12月に発表されたが、わずか1年強で商品改良を行っている。
マツダの商品戦略は良く言われる「約2?3年ごとのマイナーチェンジ」ではなく、その時に最新の技術をアップデートする、つまり「年次改良」というスタンスを取っている。
今回の変更もそれに沿った形だが、エコ性能に関しても大きな改良が行われている。
現在のマツダの技術的立役者とも言えるのが「スカイアクティブテクノロジー」だが、その中でもクリーンディーゼルは走り、環境&燃費性能も優れており高く評価されている。
搭載する2.2リッターのクリーンディーゼルエンジンは今回の改良で最高出力を129kWから140kWに、最大トルクを420N・mから450N・mに向上させた。
実はこの改良は先行して発売したCX-8で搭載されているものだが、前述したように「最新の技術にアップデートする」という考えによりCX-5にも採用された。
アクセル操作への反応や加速フィーリングは大きく向上。それでいて燃費に関してはJC08モードでリッター19.0km(FF車)をマーク。実際の走行でも高速道路であればリッター20.0kmを超えることもある。
また今回、ガソリンエンジンにも大きな改良を加えられている。CX-5には2リッターと2.5リッター、2種類の直4エンジンを設定するが、今回2.5リッターエンジンに「気筒休止システム」を採用した。
これはアクセルの踏み込み量が少ない巡航走行時などに2気筒を停止させることで実用燃費を高めようという仕組みだ。
実際の走行でも切り替わっていることはまずわからないほどスムーズ、それでいて実用燃費は従来型より約5%向上しているという。
クリーンディーゼルはガソリンに比べ、約30万円車両価格が高くなるが、高速道路の走行や遠距離ドライブが多いならやはりこちらがオススメ。一方で街中から郊外メインならガソリンエンジンの選択肢も十分にある。