目上の相手にも失礼にならない「上手なビジカジ」を、リアルビジネスマンが実践してみた!

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ファッションディレクター 森岡 弘の「自分デザイン考個学」 Vol.9

ビジネスにおける装いとは、相手に自分の人となりを知らせるコミュニケーションツール。職種や立場で変わる相応しい装いとは? 森岡 弘さんと考察する。

話したのはこの3人

左:森岡 弘さん 中:堀米 毅さん 右:梨本拓也さん
左:森岡 弘さん 中:堀米 毅さん 右:梨本拓也さん

ファッションディレクター 森岡 弘さん
弊誌のビジネススタイルのご意見番。雑誌や広告のほか、政財界人のパーソナルスタイリングも手掛ける。

三菱UFJ信託銀行
【上司】
営業第3本部 不動産営業第3部長 堀米 毅さん(50)

【部下】
営業第3本部 不動産営業第3部
第2課 調査役 梨本拓也さん(36)

"抑えたビジカジ" の巧さとは-部下編-

普段の梨本さん
梨本さんのBefore

華奢な体型ゆえ、既製服のサイズが難しく、その多くがオーダーという梨本さん。「体型に合ったサイズを選べているかは、最低ラインの判断基準ですが、梨本さんはそれはできていますね。このままでも十分清潔感もあります。ですがこのスマートさにもっと磨きをかける、さりげない工夫の仕方を今回はご提案します。

梨本さんの質問


目上の相手にも失礼にならない上手なビジカジを知りたいです



「一見普通」があくまで正解

森岡氏(以下敬称略) 今月からは、三菱UFJ 信託銀行にお邪魔しています。御社でも「通年ビジネスカジュアル」を始められたとか。御社のようなスーツでお仕事されるイメージが強い企業にも、そういう変化があるということは、とても興味深いことです。

堀米さん(以下敬称略) はい。5月より始めました。とはいえ「銀行」という名のつく会社で、信用が大事ですので、他と比べると堅いほうかもしれません。

梨本さん(以下敬称略) 新しい服装のガイドラインには、ビジネスシーンやTPOをふまえて、社員が(服装を)選択できることとありまして、自分でどう装うか考えることが大事なのだと感じています。

森岡 ええ。ビジネスにおける装いは、自分がそこに相応しい人間であるかを表現できる、重要なビジネスツールですから。では早速、今回は梨本さんから見ていきましょう。普段はどのような装いを?

梨本 ほぼスーツでしたが、「ビジネスカジュアル」になってからはジャケットとパンツも増えました。

森岡 どういった方とお仕事をされることが多いですか?

梨本 私たちの部署は主に不動産を扱っています。数十億、数百億という単位でお金を動かす仕事で、業務上、取引先のお相手は多くの場合が年上で、管理職の方が多いです。きちんと感や清潔感は必須なのです。

森岡 なるほど。世の中が「ビジネスカジュアル」という新しいスタンダードになりつつありますが、必ずしも着崩したり派手にすればいいということではありません。特に御社のような会社では、ある程度の「堅さ」にも意味があるでしょうから。あくまで「素敵な普通」を目指すのがよいと思うのです。誰から見てもわかりやすい派手さやラフさは、必要以上にご自身を軽く見せてしまう。一見シンプルでもよく見ると「あ、この人実は意識の高い人なのかな」と思わせる程度が、梨本さんのようなお立場に必要な匙加減でしょう。

梨本 確かに、シンプルでも、装いが素敵な方には目が留まりますね。

森岡 今回ご提案するのは、お馴染みの「紺ジャケット」とグレースラックスの王道ジャケパンスタイル。これだと読者の皆さんは「見飽きた!」と思われるかもしれませんが(笑)。ですが、梨本さんのようなお立場を考えるとこれを極めることに勝算があると言えます。

森岡さんの答え


同色柄を味方につけてわかる人におっと思わせる匙加減を。

今日は何する?何着る?

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