ジャパンモビリティショー2025でアジア初公開。電動ハイパフォーマンスの未来像を示すコンセプトカー
メルセデス・ベンツは10月30日から11月9日に東京ビックサイトで開催された「ジャパンモビリティショー2025」で、“Feel the Mercedes”をテーマにブランドの世界観を体感できる展示を展開。その中心に据えられたのが、アジア初公開となる「CONCEPT AMG GT XX」だ。メルセデスAMGが描く、電動時代のパフォーマンス像を具現化した実走可能なハイパーBEVコンセプトである。
次世代のEV専用プラットフォーム「AMG.EA」をベースに、3基のアキシャル・フラックス・モーターを搭載。システム総出力は1,000kW(1,360PS)を超え、最高速度は360km/h以上に達する。バッテリーにはF1技術から着想を得た新開発の高電圧パックを採用し、直接冷却式円筒型セルによって高出力と耐久性を両立。約5分の充電で航続距離400km分のエネルギーを補えるという驚異的な充電性能も備える。
エクステリアは、Cd値0.198という空力性能を誇る4ドアクーペフォルム。低く構えたボンネットと流麗なファストバックが、AMG GTの系譜を未来的に再解釈する。縦型ヘッドライトやサンセットビームオレンジの塗装、アクティブエアロホイールなど、機能と美を融合したディテールが随所に息づく。さらに、ボディ側面の発光塗装「MBUXフルイドライトペイント」や、700個以上のLEDで構成される「MBUXフルイドライトパネル」など、車と人との新しいコミュニケーションを可能にする革新技術も搭載されている。
インテリアは、レーシング由来のミニマリズムとラグジュアリーを融合。GT3マシンのタイヤを再利用した「LABFIBERバイオテックレザー」や、遺伝子工学による合成シルクなど、環境と美意識を両立する素材が採用されている。3Dプリント技術で個別に最適化されるシートパッドも装備し、未来のドライビング体験を形にしている。
電動化の先にある“AMGらしさ”を再定義するマシンだというCONCEPT AMG GT XX。圧倒的な動力性能と感性に訴えるデザイン、そしてサステナブルな素材技術。そのすべてにおいて、メルセデスAMGが目指す次世代のパフォーマンス哲学を体現している。
なお、メルセデス・ベンツのブースではこのほかにも、プレミアムラグジュアリーミニバンの「Vision V」、新型「CLA」「GLC」の電動モデル、そして「Mercedes-Maybach SL Monogram Series」など、ブランドの幅広い世界観を感じられるモデルが展示された。
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